ENN エンジニアリング・ネットワーク ニュース一覧

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18/03/25 【特集】 プロジェクトプロキュアメントの今
 このところ調達がプロジェクトに与える影響が大きくなることがある。理由は、世界的にコンストラクションが上昇しており、一つの資機材のサイトへのデリバリーが遅れ、コンストラクションスケジュールに影響が出ると、追加コスト発生の要因になるからだ。このため、ベンダーの選択は、価格以外に品質・納期管理など多面的に判断しなくてはならない。そして、プロジェクト毎に、プロジェクトプロキュアメントマネジャー(PPM)がアサインされて、プロジェクト単位で最適調達が行われることも当たり前になっている。プロジェクトプロキュアメントの今を追った。

【総 論】
 プロジェクトプロキュアメントの今
 適切なプロキュアメントが生む最高効率

【千代田化工建設】
 未来エンジを目指して新規ベンダー開拓に力
 調達担当者の育成に最適なのはOJT

【東洋エンジニアリング】
 海外現地法人のネットワーク調達の差別化を実現
 調達のPDCAで最適化を目指す

【日 揮】
 製缶機器調達先に中国・インドが浮上
 コンストラクションコストの上昇避けるために納期管理を徹底

【東レエンジニアリング】
 「E&M」で目指される効率的な調達
 米エンジ企業に調達担当者が出向、現地で調達手法を学ぶ

【川崎重工業】
 技術重視の方針で最適調達を目指す
 世代交代を実現、若手担当者がベンダーを訪問

【日立造船】
 海外プロジェクトでは、海外調達比率50%へ
 チームによるOJTで教育

【三菱重工環境・化学エンジニアリング】
 海外調達の推進と、安定した国内工事調達に力
 コミュニケーション能力、バランス感覚を育成

【新日鉄住金エンジニアリング】
 ゴミ発電、エネルギー、建築事業でも海外調達
 将来的には、調達品目や調達先の拡充も
18/03/25 テクニモントフィリピン~JGCフィリピン、石化プラント増設を受注
JGサミット向けHDPE・PPプラント

 テクニモントフィリピン~JGCフィリピンJVはこのほど、フィリピンの石油化学メーカーJGサミットから、HDPEプラントとPPプラントを受注内定した。受注金額は1億8,000万ドル。JVの構成比はテクニモントフィリピン65%、JGCフィリピン35%。
18/03/25 日造、焼却炉DBOプロを受注
熊本県で、受注金額180億円

 日立造船~ニチゾウテック~ニチゾウ九州サービスJVはこのほど、熊本県菊池環境保全組合から、ゴミ焼却炉の建設・運営事業を受注した。DBO(デザイン・ビルド・オペレート)方式による、ゴミ焼却炉の建設・運営事業。日造らJVは、2021年3月までに日量85トンのストーカ炉2炉を建設し・・・
18/03/25 神鋼環境、汚泥焼却炉を受注へ
千葉県で、落札金額25億円

 神鋼環境ソリューションは近く、千葉県で汚泥焼却炉を受注する。千葉県が市川市で計画している江戸川第一終末処理場建設プロジェクトの一環。神鋼環境は2021年3月までに、日量110トンの流動床式焼却炉を建設する。入札にはクボタも応札したが、神鋼環境が24億8,400万円で落札した。
18/03/25 韓・現代エンジ、タイ・バンチャック製油所の改造・近代化プロを受注へ
すでに最終ネゴ段階、近く正式契約

 韓・現代エンジニアリングは近く、タイのバンチャックリファイナリー社からバンチャック製油所の改造・近代化プロジェクトを受注する。契約形態は、ランプサムターンキー。プロジェクトは、タイのバンチャック製油所にCCR(触媒連続精製装置)などを導入し、改造するとともに近代化を図るもの。
18/03/10 【特集】 バルブの個性派集団
 流体を制御するバルブは、プラントから建築物まで、様々な施設に使用される。流れをコントロールすることで、反応を促したり止めたりする。そのバルブには、様々な種類があり、用途に応じて的確に使い分ける必要がある。高温高圧に耐えるヘビーデューティタイプから軽量を売物にするバルブもある。様々なバルブの個性を用途に適合させることで、効率的な生産が実現される。プラントの効率は、バルブの個性との適合によりもたらされると言っても過言ではないだろう。

【総 論】
 時代のニーズに適合するバルブの個性派集団
 長年の技術を維持、IIoTにも対応

【金子産業 代表取締役社長 中村善典氏に聞く】
 100周年は「会社を見直す」大きな節目
 「アジアから世界」を目指す、金子産業

【日本ボールバルブ 代表取締役社長 谷村裕次氏に聞く】
 品質重視で新境地を切り拓く、日本ボールバルブ
 新製品と用途開発で「次の50周年」に船出

【IMIジャパン】
 事業環境の変化にグローバルに対応
 日韓両法人が協調し一般弁市場の開拓に注力

【旭有機材】
 樹脂製バルブのパイオニア、半導体・液晶需要で業績好調
 用途開発・エンジニアリング・設備診断など多面的な取組で需要を発掘

【一ノ瀬】
 メーカー・商社・システム開発部門を持つ流体制御のスペシャリスト
 オリジナル製品で特色、ソフトからハードまで一貫対応

【金子産業】
 オンオフバルブマネージャ「APOSA」の開発でIoT対応
 実用化に向け開発最終段階

【キューブロックテクノロジー】
 究極のプロセスバルブ、4重偏心バタフライバルブ「QUATTLOK」
 バタ弁特有の単面間・軽量・低コストを維持しながら2500LBの耐圧性能を実現

【日本アスコ】
 近接型リミットスイッチ「GO Switch」を発売
 電磁弁との組合せでIIoTに対応

【日本ボールバルブ】
 「不易流行」の企業理念で「次の50周年」に向けた開発に力
 過酷な条件で使用できる高信頼のボールバルブを生産

【久門製作所】
 「商品力・流通力・社員力」で顧客ニーズに応える工業用バルブ専門商社
 活力ある企業作る「123(ひふみ)ノート」
18/03/10 新日鉄住金エンジ、JFEエンジが受注へ
放射性廃棄物処理、福島県双葉町で

 新日鉄住金エンジニアリングとJFEエンジニアリングはそれぞれ、環境省福島地方環境事務所から近く、福島県双葉町で計画されている放射性廃棄物の焼却処理業務を受注する。プロジェクトは、環境省福島地方環境事務所が計画している「平成29年度双葉町減容化施設(中間貯蔵施設)・・・
18/03/10 トーヨーインディア、グジャラート州向けLNGターミナルを受注へ
HPCL向け、近く正式契約

 東洋エンジニアリング(TOYO)のインド現地法人であるトーヨーインディアは近く、HPCL(ヒンダスタン・ペトロリウム社)がグジャラート州のチャラ港に建設するLNGターミナルを受注する。2019年に運転開始予定。プロジェクトは、グジャラート州のチャラ港に年産500万トンのLNGターミナルを建設するもの。
18/03/10 川重、焼却炉の基幹改良工事を受注へ
千葉県で、日量405トンのストーカ炉

 川崎重工業は近く、千葉県千葉市から、ゴミ焼却炉の基幹改良工事を受注する。基幹改良工事は、既存の建屋を有効活用しながら、炉本体やユーティリティ設備、発電設備などを改造することで、清掃工場の延命化を図るもの。合わせて、最新の省エネ技術を導入することで、CO2排出量の削減・・・
18/03/10 JMA、「第4回プロセス産業向け設備・システム販路拡大支援事業」を開催
マレーシア・クアラルンプールで

 日本能率協会(JMA)が2015年から行っている、「第4回プロセス産業向け設備・システム販路拡大支援事業」が去る2月27・28日の2日間、マレーシアの首都クアラルンプールで開催された。この事業は、プロセス産業向け機器・装置を販売しているメーカーなどの販路拡大を目的としたもの。
18/02/25 【特集Ⅰ】 「第2回次世代火力発電EXPO」開催
 2月28日から3月2日までの3日間、「東京ビッグサイト」で「第2回次世代火力発電EXPO」が開催される。「スマートエネルギーWeek2018」の一環として開催される展示会だが、再生可能エネルギーだけで電力の安定供給は不可能だ。再エネを本格的に活用するには、火力発電は不可欠な存在でもある。再エネと火力が共存する時代を迎え、火力発電には、新たな役割を担うことが求められる。火力と再エネの共存について考えるイベントになる。

【総 論】
 「第2回次世代火力発電EXPO」開催
 2月28日から3月2日までの3日間、東京ビッグサイトで

【インタビュー】
  一般社団法人火力原子力発電技術者協会 専務理事 中澤治久専務理事に聞く
  「第2回 次世代火力発電EXPO」では、再エネと火力発電の共存を強調
   電力システムに不可欠な火力発電

  株式会社いけうち/SPXフローテクノロジージャパン株式会社/
  株式会社オーバル/株式会社苅野/関西ペイント販売株式会社/
  第一高周波工業株式会社/月島機械株式会社/長野計器株式会社/
  富永物産株式会社/日本アスコ株式会社/Hexagon PPM /
  日本インターグラフ株式会社/プラグマテック株式会社
18/02/25 【特集Ⅱ】 「エンジニアリングITアンケート、クラウド導入慎重論が徐々に減少」
 例年、この時期に実施している「エンジニアリングITアンケート」だが、世界的に進むクラウドの導入については、わが国では慎重論が少なくない。しかし、IoTやビッグデータ活用にとって、クラウド環境は避けては通れない要素になった。こうした時代を反映して、今年のアンケート結果では、クラウド導入に慎重論は根強いものの、すでに導入しているケースは確実に伸びている。クラウドなしにIoTの導入は困難で、慎重論も徐々に減少傾向にある。

【総 論】
 クラウド導入慎重論が徐々に減少
 3次元CAD使用企業数では「EyeCAD」がトップもライセンス数ではアヴィバ

【各 論】
 「デジタル化」で統合型IoTシステムの一翼担うエンジニアリングIT
 統合・提携で拡大する事業ポートフォリオ
18/02/25 3年周期で社長が交代するTOYO
甘い体質が不振の原因、再建は可能か

 東洋エンジニアリングは2月7日、4月1日付で中尾清代表取締役社長が退任し、永松治夫取締役・常務執行役員が代表取締役社長に就任する人事を発表した。TOYOはこのところ、3年周期で社長交代を行っている。業績見通しの下方修正の責任を取って退任した石橋克基元社長の後継者として・・・
18/02/25 TOYO、TTCLの全株式を売却
業績不振、24億円で

 東洋エンジニアリング(TOYO)は2月6日、保有するTTCLの全株式約5,600万株を24億円で売却した。TOYOはそれまで、TTCLの株式の10%を保有していたが、2018年3月期決算で、営業損失180億円に陥ると同時に、同期第3四半期決算で、株主資本を約240億円減資する状況になったことから・・・
18/02/25 タクマ、ゴミ焼却炉の基幹改良工事を受注へ
北海道で、年度明けに随意契約

 タクマは近く、北海道渡島廃棄物処理広域連合から、ゴミ焼却炉の基幹改良工事を随意契約で受注する。組合は現在、発注に向けて準備を進めており、2018年度明けには正式契約する。基幹改良工事は、既存の建屋を有効活用しながら、炉本体や発電設備、ユーティリティ設備を改造することで・・・
18/02/25 MODEC、ペトロブラス向けチャーターサービス契約を延長
マルリン・レステ鉱区開発用

 三井海洋開発(MODEC)はこのほど、オランダの関連会社である「オポチュニティMV18」を通して、ブラジルの国営石油会社ペトロブラスからマルリン・レステ鉱区開発用FPSO1基のチャーターサービスを2024年3月まで延長した。MODECは契約期間延長の対象であるFPSOである・・・
18/02/10 【特集】 多様化するLNGプロジェクト
 今年は、プロセスプラントの需要について、回復ムードになってきている。こうしたムードを作り出している要因の一つがLNGプロジェクトの需要回復だ。理由は、現在、供給過剰気味のLNGも2022~2023年に需給がバランスして、以後、供給不足に陥る可能性があるからだ。このため、建設期間に5年程がかかるLNGプラントは今年あたりから発注が始まる見通しがある。とはいうものの、LNGの取引形態もかつてのような長期契約ばかりではなく、スポット買いも増えている。このため、LNGプラントも多様化している。最近のLNGプラント市場を追った。

【総 論】
 多様化するLNGプロジェクト
 生産調整前提に中小規模トレーンで構成も

 アフリカ・北米で商談が本格化
 大型案件から中小トレーンまで幅広く対応
18/02/10 TOYO、富山県向けバイオマス発電設備を受注へ
日本再生エネルギーから、高岡市伏木万葉埠頭に建設

 東洋エンジニアリング(TOYO)は近く、日本再生エネルギーから富山県高岡市伏木の万葉埠頭に建設するバイオマス発電プラントを受注する。このプロジェクトのデベロッパーは群馬県に本社を置くシンエネルギー開発、日本再生エネルギーが発電事業を行う。
18/02/10 千代田、水素化石油樹脂の製造プラントを受注へ
コスモ・丸善石化・荒川化学合弁から

 千代田化工建設は近く、コスモエネルギーホールディングスなどが設立する合弁企業から、水素化石油樹脂の製造プラントを受注する。プロジェクトは、コスモエネルギーホールディングス、丸善石油化学、および荒川化学工業の3社による水素化石油樹脂の製造および販売を行う新会社が計画するもの。
18/02/10 TTCL、ミャンマーから発電プラント増設プロを受注
356MWの発電プラントを30年間のBOT方式で

 タイTTCLはこのほど、ミャンマーの首都ヤンゴン近郊にあるアーロン・ガスタービンコンバインドサイクル発電(GTCC)プラントの増設プロジェクトを受注した。受注金額は3億5,000万ドルで、プロジェクトはBOT方式。TTCLは30年間に渡りプラントを操業し、売電する。
18/02/10 HZI、UAEでゴミ発電プラントを受注
日量5,000トン、総投資額7億ユーロ

 日立造船のスイス子会社であるHitachi Zosen Inova(HZI)はこのほど、ベルギーの建設会社、BESIX社と共同で、アラブ首長国連邦のドバイ市から、ゴミ発電プラントの建設・運営プロジェクトを受注した。民間企業がプラントを建設し、一定期間に渡り維持管理・運営した後・・・
18/01/25 【特集】 本格化するメンテ工事の機械化・IT化
 様々な現場で、人手不足が深刻化している。メンテナンス工事においても、人手不足の深刻度は深まっている。工事業者の中では「どこかに人はおらんか?」という声を頻繁に聞く。こうした状況の打開策として期待されるのがメンテナンス工事の機械化・IT化による省人化だ。メンテナンス工事は画一化されていないため、「機械化・IT化は難しい」と言われるが、それでも可能な作業は機械化して人手を少しでも減らす努力が求められる。人手不足が深刻化する中で、メンテ工事の機械化・IT化は文字通り「待ったなし」だ。

【総 論】
 本格化するメンテ工事の機械化・IT化
 人手不足で対応「待ったなし」、各社導入に本腰

【山 九】
 施工の効率化と「働き方改革」への対応目的に機械化・IT化
 グループ企業の日工検の技術も活用、作業の効率化と最適化を実現

【新興プランテック】
 メンテナンスの機械化・IT化の先駆的存在
 軽労化・非熟練化を目的に取り組み

【高田工業所】
 2018年度から機械化・IT化に本腰
 新組織「ICT推進プロジェクト」も発足

【千代田工商】
 困難はあっても導入可能な箇所で機械化・IT化
 人材育成などにも活用、人手不足への対応には不可避

【日揮プラントイノベーション】
 ベテランの経験をIT利用で活用
 ITで補う未熟練な若手の技術

【日本通運】
 「働き方改革」への対応で全社的に機械化を推進
 重機建設事業部では、機材センターが機械化に対応
18/01/25 千代田、シグマパワー有明からCCSを受注
東芝経由で、三川発電所向け

 千代田化工建設はこのほど、東芝子会社のシグマパワー有明の三川発電所からCCS(カーボン・デイオキサイド・キャプチャ・ストレージ)設備を受注、昨年末に起工式を行った。シグマパワー有明は東芝子会社のIPP。三川発電所は2005年に石炭専焼の発電所として建設された。
18/01/25 TOYO、ナイジェリアから肥料プラントを受注へ
インドラマ・エレメ社から

 東洋エンジニアリング(TOYO)は近く、インドのインドラマ社のナイジェリア法人であるインドラマ・エレメ肥料会社から肥料プラントを受注する。同社向けに2012年に肥料プラントを受注し、2015年に完工しているが、今回は増設プロジェクト。早ければ3月末までに受注して、今期の受注にカウントされる。
18/01/25 CSAグループ・テスティングUK・リミテッドが国内防爆認定機関に
カナダCSAの英国法人、英CMLに続き承認

 カナダの安全規格などの標準化団体であるCSAの英国法人であるCSAグループ・テスティングUKリミテッドはこのほど、日本国内の防爆認定機関として承認された。外国に立地する機関が国内防爆検定機関として承認されたのは、英CMLに続いて2番目。
18/01/25 日造、焼却炉DBOプロを受注へ
山形県で、落札金額196億円

 日立造船は近く、山形県鶴岡市からゴミ焼却炉の建設・運営事業を受注する。プロジェクトは、鶴岡市がDBO(デザイン・ビルド・オペレート)方式で計画しているゴミ焼却炉の建設・運営事業。2021年3月までに日量80トンのストーカ炉2炉を建設し、完工後20年間に渡り維持管理・運営する。
18/01/10 【特集Ⅰ】 業界キーパーソン17通りの提言
経済産業省 製造産業局長 多田 明弘 氏
国際協力銀行 副総裁 前田 匡史 氏
日本貿易保険 代表取締役副社長 仲田 正史 氏
千代田化工建設 代表取締役社長 山東 理二 氏
東洋エンジニアリング 代表取締役社長 中尾 清 氏
日揮 代表取締役会長CEO 佐藤 雅之 氏
川崎重工業 常務取締役 プラント・環境カンパニープレジデント 渡辺 達也 氏
日立造船 取締役 環境事業本部長 山本 和久 氏
スチールプランテック 代表取締役社長 灘 信之 氏
月島機械 代表取締役社長 山田 和彦 氏
大成建設 常務執行役員 エンジニアリング本部長 中西 毅 氏
三菱商事 執行役員 新エネルギー・電力事業本部長 片山 祥徳 氏
東レエンジニアリング 代表取締役社長 太田 進 氏
キッツ 取締役・専務執行役員 バルブ事業統括本部長 名取 敏照 氏
横河電機 取締役専務執行役員 黒須 聡 氏
日本通運 常務執行役員 近藤 晃 氏
ヘキサゴン・ジオスペーシャル アジア・大洋州責任者 グレース・ミカレフ 氏
18/01/10 【特集Ⅱ】 本格回復するプラント市場
 原油価格の低迷で、この数年、動きが少なかったプラント市場だが、今年は回復しそうだ。わが国企業が得意とするLNGプラントでは、2022~2023年の需給均衡以降の供給不測を睨んだ投資が期待される。またインフラ関連では、新興国の生活水準の向上に伴い、ごみ発電プラントの需要が高まっている。こうした中、石炭火力発電所は超々臨界発電であれば、OECDガイドラインでも認められているが、CO2排出削減の問題から実現が難しい。プラント市場は本格回復に向かってはいるが、これまでのシナリオ通りに動くかは不透明だ。

【エネルギー・化学プロジェクト】
 2022年の需給バランス以後を狙ったLNGプロが具体化へ
 市場は上向きも、日本のコントラクターの競争力に懸念

【電力プロジェクト】
 電力プロジェクト市場は想像以上に激変
 環境意識高まり再エネ案件が大幅増加、石炭火力は導入困難に

【鉄鋼・非鉄金属プロジェクト】
 鉄鋼は、ベトナムとメキシコに注目
 非鉄金属は、ネシアとタイでプロジェクトが浮上

【環境プロジェクト】
 関東以西で相次ぐDBO・BTOプロ
 実現性高い豪州・中東、アジアではタイに注目
18/01/10 トーヨーカネツ、愛媛LNG基地向けタンクを受注へ
再ガス化設備はJFEエンジ有力

 トーヨーカネツは近く、住友化学愛媛工場内で計画されているLNG基地のLNGタンクを受注する。かねてから、川崎重工業、IHIと受注を競ってきたが、競争力のある価格を提示して受注を勝ち取ったもよう。また同基地の再ガス化設備については、JFEエンジニアリングが優位に商談を進めており・・・
17/12/10 【特集】 FIRST HALF RESULTS 2018
 今回の中間決算で忠実に反映されたのは、オイル&ガス分野への依存度の高い企業の経営苦境だ。米CB&I(シカゴ・ブリッジ&アイアン)は、赤字転落し、事業売却を行い、CEOも交代を余儀なくされた。配当性向が高い米企業は内部留保も限れており、プロジェクトの不採算により倒産する危険性もある。わが国は、欧米ほどには、株主の立場が強くない。内部留保を持ちながら比較的に安定経営ができる。しかし、決算に反映された状況は厳しい市場環境を反映している。

 千代田化工建設/東洋エンジニアリング/日揮/三井海洋開発/IHI/
 川崎重工業/住友重機械工業/日立造船/三井造船/三菱重工業/東芝/
 日立製作所/富士電機/三菱電機/神戸製鋼所/神鋼環境ソリューション/
 新日鉄住金エンジニアリング/JFEエンジニアリング/東芝プラントシステム/
 富士古河E&C/アズビル/横河電機/山九/新興プランテック/高田工業所/
 Amec Foster Wheeler plc./Chicago Bridge & Iron Company/
 Fluor Corporation/KBR Inc./Jacobs Engineering Group Inc./
 Petrofac Limited/Saipem S.p.A/Technip S.A./ABB Ltd/
 General Electric Company/Siemens AG/斗山重工業/GS建設/
 サムスンエンジニアリング/TTCL Public Company Limited
17/12/10 日揮、ベトナムで国際総合病院事業を計画
ダナン市で、近くFSが終了

 日揮は、日本の2団体とともに、ベトナム南中部沿岸地方のダナン市で国際総合病院の建設および事業運営を計画している。現在FS中だが、近く、FSを終え、実現に向けた検討を始める。日揮と共同で計画を進めるのは、社会福祉法人恩賜財団済生会と医療法人葵鐘会の2法人。
17/12/10 新日鉄住金エンジ、千葉県で焼却炉DBOプロ
近く受注へ、落札金額367億円

 新日鉄住金エンジニアリングは近く、千葉県東総地区広域市町村圏事務組合がDBO(デザイン・ビルド・オペレート)方式で計画しているゴミ焼却炉の建設・運営事業を受注する。2021年3月までにゴミ焼却炉とマテリアルリサイクル施設を建設し、完工後は20年間に渡り施設を維持管理・運営する。
17/12/10 日造、焼却炉DBOプロを受注へ
大分県で、落札金額230億円

 日立造船は近く、大分県宇佐・高田・国東広域事務組合から、ゴミ焼却炉の建設・運営事業を受注する。プロジェクトは、DBO(デザイン・ビルド・オペレート)方式で計画されている、ゴミ焼却炉の建設・運営。日造は2021年2月までにゴミ焼却炉とマテリアルリサイクル施設を建設し、・・・
17/12/10 「H−100」形ガスタービン低NOx実証試験に成功
重工・重工コンプレッサ・MHPSが共同で

 三菱重工業・三菱重工コンプレッサおよび三菱日立パワーシステムズ(MHPS)の3社はこのほど、MHPSの出力12万kW・2軸の「H−100」形ガスタービンと最新の燃料機器技術を組合わせた全負荷運転において、業界をリードする低NOx性能を発揮することを実証した。
17/11/25 【特集】 戦略的投資として実現できるIT設備管理
 ITを活用した設備管理は以前から、その必要性が指摘されてきた。しかし、なかなか実現しない。理由は、コストがかかることもさることながら、デジタル化されたデータを持たない設備が多いからだ。特に高経年設備の場合、CADが実用化される以前に設計されているケースが多い。このためアナログで設計されているのだが、保管状態が悪く、アナログ図面すら持ち合わせない設備は意外に多い。こうした設備のデータを、レーザースキャニングやデジタルカメラ画像からのモデルから作成することもできる。IoT、ビッグデータ活用は最近の潮流だが、この潮流に乗って、IT設備管理は今、戦略的投資として実現しやすい時代になった。

【総 論】
 保全のIT活用を阻む本質的理由
 相次いで噴き出す難問、処方箋は見えても実現には壁

 戦略的投資として実現できるIT設備管理
 終焉を迎えた「メンテナンス=コスト」の時代
17/11/25 信越エンジ、日華化学から界面活性剤等設備を受注
総投資額36億円、鹿島工場2期工事向け

 信越エンジニアリングはこのほど、日華化学が鹿島工場で2期計画向け一般界面活性剤および特殊樹脂等製造設備の建設プロジェクトを受注した。プロジェクトの総投資額は約36億円。受注したプロジェクトは、日華化学が付加価値の高い特殊樹脂などを中心とした化学品新規事業の販売拡大に・・・
17/11/25 荏原環境、焼却炉DBOプロを受注へ
藤沢市で、受注金額172億円

 荏原環境プラントは近く、神奈川県藤沢市で、ゴミ焼却炉の建設・運営事業を受注する。プロジェクトは、市がDBO(デザイン・ビルド・オペレート)方式で計画している藤沢市北部環境事業所新2号炉整備・運営事業。荏原環境は、2023年3月末までに日量150トンのストーカ炉を建設し、・・・
17/11/25 プランテック、新社長に勝井基明氏
11月1日付で就任

 ゴミ焼却炉メーカーのプランテックでは11月1日付で、勝井基明専務取締役が代表取締役社長、勝井征三社長が会長にそれぞれ就任した。勝井基明新社長は、1974年1月生まれ。1996年4月に株式会社アーシンに入社し、廃棄物系コンサルタント業務に従事。
17/11/25 重工、三菱重工エンジニアリングを設立
来年1月1日付、社長には小林エンジ本部長が就任

 三菱重工業は来年1月1日付で、三菱重工エンジニアリングを発足する。社長には現在、執行役員インダストリー&社会基盤ドメインエンジニアリング本部長の小林繫久氏が就任する。新事業会社は、吸収分割により、三菱重工業から三菱重工エンジニアリングに化学プラント、交通システムおよび・・・
17/11/10 【特集】 「INCHEM /SCF・計測展」TOKYO 2017
 「INCHEM TOKYO 2017」が11 月20日から22日、「SCF2017/計測展2017 TOKYO」が11 月29日から12 月1日まで、東京ビッグサイトで開催される。「INCHEM TOKYO」は2年に1回開催されるプラント・エンジニアリング関連産業の祭典だが、今年は日本で学ぶ留学生のためのプログラムが組まれるなど、趣向を凝らしたイベントになる。一方「SCF2017/計測展2017 TOKYO」は、これまで同時に開催されてきたSCF(システム・コントロール・フェア)と計測展が、今回は初の合同開催となった。経済産業省は現在、「Connected Industries」の普及・促進に力を入れているが、この取り組みに合致した展示会としての興味もある。晩秋の東京ビッグサイトでは、産業界必見のイベントが繰り広げられる。

「INCHEM TOKYO 2017」東京ビッグサイトで開催
 11月20〜22日、留学生の就職支援にも取り組み

「SCF2017/計測展2017 TOKYO」11月29日から3日間開催
 「Connected Industries」を象徴する初の合同開催

「INCHEM TOKYO 2017」展示委員長 石川正男氏に聞く
 6つの展示会と講演会で従来以上の集客目指す
  国内で学ぶ留学生の来場にも期待

 アズビル/イワキ/キッツ/木村化工機/神鋼環境ソリューション/
 住友重機械エンバイロメント/住友重機械プロセス機器/千代田化工建設/
 TOYOグループ/日揮/日阪製作所/日立造船/富士電機/三菱化工機/
 三菱ケミカル/横河電機
17/11/10 住重、バイオマス混焼発電所を受注へ
広島ガス〜中国電力のバイオマス発電事業向け

 住友重機械工業は近く、広島ガス〜中国電力が計画するバイオマス発電事業向けに、バイオマス混焼発電所の建設プロジェクトを受注する。プロジェクトは、広島ガス〜中国電力が広島ガスの海田基地(広島県安芸郡海田町)で計画しているバイオマス発電事業向けに、バイオマス混焼発電所を建設するもの。
17/11/10 MHIEC〜大成JV、焼却炉を受注へ
川崎市で、受注金額298億円

 三菱重工環境・化学エンジニアリング(MHIEC)〜大成建設JVは近く、神奈川県川崎市から、橘処理センターの更新工事を受注する。日量200トンのストーカ炉3炉、45トンのミックスペーパー資源化処理施設を建設する。完工は、2022年3月を予定している。
17/11/10 プランテック、創立50周年記念式典・祝賀会を開催
新社長に勝井基明専務が就任、勝井社長は会長に

 ごみ焼却炉などの燃焼技術のパイオニアであるプランテックは10月31日、大阪のリーガロイヤルホテルで「創立50周年記念式典・祝賀会」を開催した。来賓として、日立造船の古川実相談役、谷所敬会長兼社長、JFEエンジニアリングの吉田佳司副社長なども列席し、盛大に開催された。
17/11/10 英アヴィバ、AWS2017を開催
創業50周年に、英ケンブリッジで

 エンジニアリングITのソリューションベンダーであるアヴィバは、10月24日から26日までの3日間、創業の地で本社のある英ケンブリッジで、アヴィバ・ワールド・サミット(AWS)2017を開催した。毎年、世界各地で開催場所を変えて行っているイベントだが、創業50周年の今回は・・・
17/10/25 【特集】 三井造船100周年、「陸と海をつなぐエンジニアリング」
 1917年に、三井物産造船部として創業した三井造船が100周年を迎えた。数多くの船舶を海に送り出してきたが、造船技術には、機械、電気、土木、通信など、高度な技術が凝縮されている。これらの技術から、造船にとどまらない多彩な事業が生み出されてきた。プラントや社会インフラなど、様々なプロジェクトに取り組み、技術で社会に反映をもたらしてきたのが三井造船だ。その100年は「陸と海をつなぐエンジニアリング」による叡智により築かれてきた。

三井造船100周年、「陸と海をつなぐエンジニアリング」
「MES Group2025Vision」が描く、次の100年

【創業100周年の提言(1)MESグループ】
 三井造船 取締役社長 田中孝雄氏に聞く
  「2025Vision」社会に価値をつくりだすエンジニアリングチームとは
  節目の年に海外プロジェクトで追加コスト発生、今後はEPに特化
  プラントライフサイクルに対応するエンジニアリング事業本部
  来年4月に分社化、「三井E&Sエンジニアリング」に

【創業100周年の提言(2)三井造船エンジニアリング事業本部】
 三井造船 常務執行役員 エンジニアリング事業本部長 新牧拓也氏に聞く
  「2025Vision」ではストック型事業に注力
  創業100周年に収益悪化、「難局は事業変革のチャンス」

【創業100周年の提言(3)三井海洋開発】
 三井海洋開発 代表取締役社長 宮﨑俊郎氏に聞く
  EPCIの中心はシンガポール、FPSO建造にはファブレスで対応
  独自のビジネスモデルで顧客満足度向上を追求
17/10/25 JNCエンジ、日本ポリプロ向けPPプラントを受注
五井工場向け、2019年10月稼動

 JNCエンジニアリングはこのほど、日本ポリプロが五井工場に建設するポリプロピレン(PP)プラントの建設プロジェクトを受注した。同プロジェクトの総投資額は90億円。五井工場に建設されるプラントは年産15万トンのPPプラントで製造プロセスは日本ポリプロの自社プロセスであるHORIZONA法。
17/10/25 ゴミ焼却炉の入札・契約、相次ぐ
JFEエンジがDBOプロ、日造が基幹改良工事

 ゴミ焼却炉の入札・契約が相次ぎ、JFEエンジニアリングが焼却炉の建設・運営事業、日立造船が基幹改良工事をそれぞれ受注する。JFEエンジは、長野県穂高広域施設組合がDBO(デザイン・ビルド・オペレート)方式で計画している、ゴミ焼却炉の建設・運営事業を受注する。
17/10/25 ダッソー・システムズ、「SOLIDWORKS 2018」を発表
設計から製造までのプロセスを統合する「SOLID WORKS COM」を搭載

 ダッソー・システムズはこのほど、3D設計開発アプリケーション・ポートフォリオの最新リリースである「SOLIDWORKS2018」を発表した。「SOLIDWORKS 2018」は設計から製造までのプロセスを統合する一気通貫型のソリューションを提供するもので、これにより企業は・・・
17/10/25 化工機、「MKK川崎水素ステーション」を竣工
10月5日に完成記念式典開催

 三菱化工機は10月5日、かねてから建設してきた実証用水素ステーション(MKK川崎水素ステーション)の完成記念式典を行った。式典は、福田紀彦川崎市長、山影雅良経済産業省・資源エネルギー庁新エネルギーシステム課長をはじめとする多くの来賓を集め、盛大に行われた。
17/10/10 【特集】 ドローンを使いこなせ!
産業界でも様々な分野で、ドローンの活用が検討されるようになった。中でも測量分野では、積極的な活用が始まっている。プラント分野でも、その検査への使用が検討されている。フレアスタックを吐き出す煙突の頂上や大型タンクの内部などの検査において、ドローンの活用が検討されている。産業分野では、検査での使用が中心だが、今後、プラント検査や宅配などにも使用領域を拡大しそうだ。

【総  論】
 2020年までに112億ドル、拡大するドローン市場規模
 国内での普及の背景に、民間による講習会開催

【プラント検査】
 フレアスタック・タンク内部の検査にドローンを活用
 防爆など技術的問題は克服可能だが、懸念は周辺住民の反対

【トプコン】
 ドローンによる空中測量システムで生産性向上を実現したトプコン
 トータルステーションを活用した「TSトラッキングUAS」を発売