ENN ニュース一覧バックナンバー

 

ENN エンジニアリング・ネットワーク ニュース一覧バックナンバー

 
2018年2月
18/02/25【特集Ⅰ】 「第2回次世代火力発電EXPO」開催
 2月28日から3月2日までの3日間、「東京ビッグサイト」で「第2回次世代火力発電EXPO」が開催される。「スマートエネルギーWeek2018」の一環として開催される展示会だが、再生可能エネルギーだけで電力の安定供給は不可能だ。再エネを本格的に活用するには、火力発電は不可欠な存在でもある。再エネと火力が共存する時代を迎え、火力発電には、新たな役割を担うことが求められる。火力と再エネの共存について考えるイベントになる。

【総 論】
 「第2回次世代火力発電EXPO」開催
 2月28日から3月2日までの3日間、東京ビッグサイトで

【インタビュー】
  一般社団法人火力原子力発電技術者協会 専務理事 中澤治久専務理事に聞く
  「第2回 次世代火力発電EXPO」では、再エネと火力発電の共存を強調
   電力システムに不可欠な火力発電

  株式会社いけうち/SPXフローテクノロジージャパン株式会社/
  株式会社オーバル/株式会社苅野/関西ペイント販売株式会社/
  第一高周波工業株式会社/月島機械株式会社/長野計器株式会社/
  富永物産株式会社/日本アスコ株式会社/Hexagon PPM /
  日本インターグラフ株式会社/プラグマテック株式会社
18/02/25【特集Ⅱ】 「エンジニアリングITアンケート、クラウド導入慎重論が徐々に減少」
 例年、この時期に実施している「エンジニアリングITアンケート」だが、世界的に進むクラウドの導入については、わが国では慎重論が少なくない。しかし、IoTやビッグデータ活用にとって、クラウド環境は避けては通れない要素になった。こうした時代を反映して、今年のアンケート結果では、クラウド導入に慎重論は根強いものの、すでに導入しているケースは確実に伸びている。クラウドなしにIoTの導入は困難で、慎重論も徐々に減少傾向にある。

【総 論】
 クラウド導入慎重論が徐々に減少
 3次元CAD使用企業数では「EyeCAD」がトップもライセンス数ではアヴィバ

【各 論】
 「デジタル化」で統合型IoTシステムの一翼担うエンジニアリングIT
 統合・提携で拡大する事業ポートフォリオ
18/02/253年周期で社長が交代するTOYO
甘い体質が不振の原因、再建は可能か

 東洋エンジニアリングは2月7日、4月1日付で中尾清代表取締役社長が退任し、永松治夫取締役・常務執行役員が代表取締役社長に就任する人事を発表した。TOYOはこのところ、3年周期で社長交代を行っている。業績見通しの下方修正の責任を取って退任した石橋克基元社長の後継者として・・・
18/02/25TOYO、TTCLの全株式を売却
業績不振、24億円で

 東洋エンジニアリング(TOYO)は2月6日、保有するTTCLの全株式約5,600万株を24億円で売却した。TOYOはそれまで、TTCLの株式の10%を保有していたが、2018年3月期決算で、営業損失180億円に陥ると同時に、同期第3四半期決算で、株主資本を約240億円減資する状況になったことから・・・
18/02/25タクマ、ゴミ焼却炉の基幹改良工事を受注へ
北海道で、年度明けに随意契約

 タクマは近く、北海道渡島廃棄物処理広域連合から、ゴミ焼却炉の基幹改良工事を随意契約で受注する。組合は現在、発注に向けて準備を進めており、2018年度明けには正式契約する。基幹改良工事は、既存の建屋を有効活用しながら、炉本体や発電設備、ユーティリティ設備を改造することで・・・
18/02/25MODEC、ペトロブラス向けチャーターサービス契約を延長
マルリン・レステ鉱区開発用

 三井海洋開発(MODEC)はこのほど、オランダの関連会社である「オポチュニティMV18」を通して、ブラジルの国営石油会社ペトロブラスからマルリン・レステ鉱区開発用FPSO1基のチャーターサービスを2024年3月まで延長した。MODECは契約期間延長の対象であるFPSOである・・・
18/02/10【特集】 多様化するLNGプロジェクト
 今年は、プロセスプラントの需要について、回復ムードになってきている。こうしたムードを作り出している要因の一つがLNGプロジェクトの需要回復だ。理由は、現在、供給過剰気味のLNGも2022~2023年に需給がバランスして、以後、供給不足に陥る可能性があるからだ。このため、建設期間に5年程がかかるLNGプラントは今年あたりから発注が始まる見通しがある。とはいうものの、LNGの取引形態もかつてのような長期契約ばかりではなく、スポット買いも増えている。このため、LNGプラントも多様化している。最近のLNGプラント市場を追った。

【総 論】
 多様化するLNGプロジェクト
 生産調整前提に中小規模トレーンで構成も

 アフリカ・北米で商談が本格化
 大型案件から中小トレーンまで幅広く対応
18/02/10TOYO、富山県向けバイオマス発電設備を受注へ
日本再生エネルギーから、高岡市伏木万葉埠頭に建設

 東洋エンジニアリング(TOYO)は近く、日本再生エネルギーから富山県高岡市伏木の万葉埠頭に建設するバイオマス発電プラントを受注する。このプロジェクトのデベロッパーは群馬県に本社を置くシンエネルギー開発、日本再生エネルギーが発電事業を行う。
18/02/10千代田、水素化石油樹脂の製造プラントを受注へ
コスモ・丸善石化・荒川化学合弁から

 千代田化工建設は近く、コスモエネルギーホールディングスなどが設立する合弁企業から、水素化石油樹脂の製造プラントを受注する。プロジェクトは、コスモエネルギーホールディングス、丸善石油化学、および荒川化学工業の3社による水素化石油樹脂の製造および販売を行う新会社が計画するもの。
18/02/10TTCL、ミャンマーから発電プラント増設プロを受注
356MWの発電プラントを30年間のBOT方式で

 タイTTCLはこのほど、ミャンマーの首都ヤンゴン近郊にあるアーロン・ガスタービンコンバインドサイクル発電(GTCC)プラントの増設プロジェクトを受注した。受注金額は3億5,000万ドルで、プロジェクトはBOT方式。TTCLは30年間に渡りプラントを操業し、売電する。
18/02/10HZI、UAEでゴミ発電プラントを受注
日量5,000トン、総投資額7億ユーロ

 日立造船のスイス子会社であるHitachi Zosen Inova(HZI)はこのほど、ベルギーの建設会社、BESIX社と共同で、アラブ首長国連邦のドバイ市から、ゴミ発電プラントの建設・運営プロジェクトを受注した。民間企業がプラントを建設し、一定期間に渡り維持管理・運営した後・・・
  
2018年1月
18/01/25【特集】 本格化するメンテ工事の機械化・IT化
 様々な現場で、人手不足が深刻化している。メンテナンス工事においても、人手不足の深刻度は深まっている。工事業者の中では「どこかに人はおらんか?」という声を頻繁に聞く。こうした状況の打開策として期待されるのがメンテナンス工事の機械化・IT化による省人化だ。メンテナンス工事は画一化されていないため、「機械化・IT化は難しい」と言われるが、それでも可能な作業は機械化して人手を少しでも減らす努力が求められる。人手不足が深刻化する中で、メンテ工事の機械化・IT化は文字通り「待ったなし」だ。

【総 論】
 本格化するメンテ工事の機械化・IT化
 人手不足で対応「待ったなし」、各社導入に本腰

【山 九】
 施工の効率化と「働き方改革」への対応目的に機械化・IT化
 グループ企業の日工検の技術も活用、作業の効率化と最適化を実現

【新興プランテック】
 メンテナンスの機械化・IT化の先駆的存在
 軽労化・非熟練化を目的に取り組み

【高田工業所】
 2018年度から機械化・IT化に本腰
 新組織「ICT推進プロジェクト」も発足

【千代田工商】
 困難はあっても導入可能な箇所で機械化・IT化
 人材育成などにも活用、人手不足への対応には不可避

【日揮プラントイノベーション】
 ベテランの経験をIT利用で活用
 ITで補う未熟練な若手の技術

【日本通運】
 「働き方改革」への対応で全社的に機械化を推進
 重機建設事業部では、機材センターが機械化に対応
18/01/25千代田、シグマパワー有明からCCSを受注
東芝経由で、三川発電所向け

 千代田化工建設はこのほど、東芝子会社のシグマパワー有明の三川発電所からCCS(カーボン・デイオキサイド・キャプチャ・ストレージ)設備を受注、昨年末に起工式を行った。シグマパワー有明は東芝子会社のIPP。三川発電所は2005年に石炭専焼の発電所として建設された。
18/01/25TOYO、ナイジェリアから肥料プラントを受注へ
インドラマ・エレメ社から

 東洋エンジニアリング(TOYO)は近く、インドのインドラマ社のナイジェリア法人であるインドラマ・エレメ肥料会社から肥料プラントを受注する。同社向けに2012年に肥料プラントを受注し、2015年に完工しているが、今回は増設プロジェクト。早ければ3月末までに受注して、今期の受注にカウントされる。
18/01/25CSAグループ・テスティングUK・リミテッドが国内防爆認定機関に
カナダCSAの英国法人、英CMLに続き承認

 カナダの安全規格などの標準化団体であるCSAの英国法人であるCSAグループ・テスティングUKリミテッドはこのほど、日本国内の防爆認定機関として承認された。外国に立地する機関が国内防爆検定機関として承認されたのは、英CMLに続いて2番目。
18/01/25日造、焼却炉DBOプロを受注へ
山形県で、落札金額196億円

 日立造船は近く、山形県鶴岡市からゴミ焼却炉の建設・運営事業を受注する。プロジェクトは、鶴岡市がDBO(デザイン・ビルド・オペレート)方式で計画しているゴミ焼却炉の建設・運営事業。2021年3月までに日量80トンのストーカ炉2炉を建設し、完工後20年間に渡り維持管理・運営する。
18/01/10【特集Ⅰ】 業界キーパーソン17通りの提言
経済産業省 製造産業局長 多田 明弘 氏
国際協力銀行 副総裁 前田 匡史 氏
日本貿易保険 代表取締役副社長 仲田 正史 氏
千代田化工建設 代表取締役社長 山東 理二 氏
東洋エンジニアリング 代表取締役社長 中尾 清 氏
日揮 代表取締役会長CEO 佐藤 雅之 氏
川崎重工業 常務取締役 プラント・環境カンパニープレジデント 渡辺 達也 氏
日立造船 取締役 環境事業本部長 山本 和久 氏
スチールプランテック 代表取締役社長 灘 信之 氏
月島機械 代表取締役社長 山田 和彦 氏
大成建設 常務執行役員 エンジニアリング本部長 中西 毅 氏
三菱商事 執行役員 新エネルギー・電力事業本部長 片山 祥徳 氏
東レエンジニアリング 代表取締役社長 太田 進 氏
キッツ 取締役・専務執行役員 バルブ事業統括本部長 名取 敏照 氏
横河電機 取締役専務執行役員 黒須 聡 氏
日本通運 常務執行役員 近藤 晃 氏
ヘキサゴン・ジオスペーシャル アジア・大洋州責任者 グレース・ミカレフ 氏
18/01/10【特集Ⅱ】 本格回復するプラント市場
 原油価格の低迷で、この数年、動きが少なかったプラント市場だが、今年は回復しそうだ。わが国企業が得意とするLNGプラントでは、2022~2023年の需給均衡以降の供給不測を睨んだ投資が期待される。またインフラ関連では、新興国の生活水準の向上に伴い、ごみ発電プラントの需要が高まっている。こうした中、石炭火力発電所は超々臨界発電であれば、OECDガイドラインでも認められているが、CO2排出削減の問題から実現が難しい。プラント市場は本格回復に向かってはいるが、これまでのシナリオ通りに動くかは不透明だ。

【エネルギー・化学プロジェクト】
 2022年の需給バランス以後を狙ったLNGプロが具体化へ
 市場は上向きも、日本のコントラクターの競争力に懸念

【電力プロジェクト】
 電力プロジェクト市場は想像以上に激変
 環境意識高まり再エネ案件が大幅増加、石炭火力は導入困難に

【鉄鋼・非鉄金属プロジェクト】
 鉄鋼は、ベトナムとメキシコに注目
 非鉄金属は、ネシアとタイでプロジェクトが浮上

【環境プロジェクト】
 関東以西で相次ぐDBO・BTOプロ
 実現性高い豪州・中東、アジアではタイに注目
18/01/10トーヨーカネツ、愛媛LNG基地向けタンクを受注へ
再ガス化設備はJFEエンジ有力

 トーヨーカネツは近く、住友化学愛媛工場内で計画されているLNG基地のLNGタンクを受注する。かねてから、川崎重工業、IHIと受注を競ってきたが、競争力のある価格を提示して受注を勝ち取ったもよう。また同基地の再ガス化設備については、JFEエンジニアリングが優位に商談を進めており・・・
 
2017年12月
17/12/10【特集】 FIRST HALF RESULTS 2018
 今回の中間決算で忠実に反映されたのは、オイル&ガス分野への依存度の高い企業の経営苦境だ。米CB&I(シカゴ・ブリッジ&アイアン)は、赤字転落し、事業売却を行い、CEOも交代を余儀なくされた。配当性向が高い米企業は内部留保も限れており、プロジェクトの不採算により倒産する危険性もある。わが国は、欧米ほどには、株主の立場が強くない。内部留保を持ちながら比較的に安定経営ができる。しかし、決算に反映された状況は厳しい市場環境を反映している。

 千代田化工建設/東洋エンジニアリング/日揮/三井海洋開発/IHI/
 川崎重工業/住友重機械工業/日立造船/三井造船/三菱重工業/東芝/
 日立製作所/富士電機/三菱電機/神戸製鋼所/神鋼環境ソリューション/
 新日鉄住金エンジニアリング/JFEエンジニアリング/東芝プラントシステム/
 富士古河E&C/アズビル/横河電機/山九/新興プランテック/高田工業所/
 Amec Foster Wheeler plc./Chicago Bridge & Iron Company/
 Fluor Corporation/KBR Inc./Jacobs Engineering Group Inc./
 Petrofac Limited/Saipem S.p.A/Technip S.A./ABB Ltd/
 General Electric Company/Siemens AG/斗山重工業/GS建設/
 サムスンエンジニアリング/TTCL Public Company Limited
17/12/10日揮、ベトナムで国際総合病院事業を計画
ダナン市で、近くFSが終了

 日揮は、日本の2団体とともに、ベトナム南中部沿岸地方のダナン市で国際総合病院の建設および事業運営を計画している。現在FS中だが、近く、FSを終え、実現に向けた検討を始める。日揮と共同で計画を進めるのは、社会福祉法人恩賜財団済生会と医療法人葵鐘会の2法人。
17/12/10新日鉄住金エンジ、千葉県で焼却炉DBOプロ
近く受注へ、落札金額367億円

 新日鉄住金エンジニアリングは近く、千葉県東総地区広域市町村圏事務組合がDBO(デザイン・ビルド・オペレート)方式で計画しているゴミ焼却炉の建設・運営事業を受注する。2021年3月までにゴミ焼却炉とマテリアルリサイクル施設を建設し、完工後は20年間に渡り施設を維持管理・運営する。
17/12/10日造、焼却炉DBOプロを受注へ
大分県で、落札金額230億円

 日立造船は近く、大分県宇佐・高田・国東広域事務組合から、ゴミ焼却炉の建設・運営事業を受注する。プロジェクトは、DBO(デザイン・ビルド・オペレート)方式で計画されている、ゴミ焼却炉の建設・運営。日造は2021年2月までにゴミ焼却炉とマテリアルリサイクル施設を建設し、・・・
17/12/10「H−100」形ガスタービン低NOx実証試験に成功
重工・重工コンプレッサ・MHPSが共同で

 三菱重工業・三菱重工コンプレッサおよび三菱日立パワーシステムズ(MHPS)の3社はこのほど、MHPSの出力12万kW・2軸の「H−100」形ガスタービンと最新の燃料機器技術を組合わせた全負荷運転において、業界をリードする低NOx性能を発揮することを実証した。
  
2017年11月
17/11/25【特集】 戦略的投資として実現できるIT設備管理
 ITを活用した設備管理は以前から、その必要性が指摘されてきた。しかし、なかなか実現しない。理由は、コストがかかることもさることながら、デジタル化されたデータを持たない設備が多いからだ。特に高経年設備の場合、CADが実用化される以前に設計されているケースが多い。このためアナログで設計されているのだが、保管状態が悪く、アナログ図面すら持ち合わせない設備は意外に多い。こうした設備のデータを、レーザースキャニングやデジタルカメラ画像からのモデルから作成することもできる。IoT、ビッグデータ活用は最近の潮流だが、この潮流に乗って、IT設備管理は今、戦略的投資として実現しやすい時代になった。

【総 論】
 保全のIT活用を阻む本質的理由
 相次いで噴き出す難問、処方箋は見えても実現には壁

 戦略的投資として実現できるIT設備管理
 終焉を迎えた「メンテナンス=コスト」の時代
17/11/25信越エンジ、日華化学から界面活性剤等設備を受注
総投資額36億円、鹿島工場2期工事向け

 信越エンジニアリングはこのほど、日華化学が鹿島工場で2期計画向け一般界面活性剤および特殊樹脂等製造設備の建設プロジェクトを受注した。プロジェクトの総投資額は約36億円。受注したプロジェクトは、日華化学が付加価値の高い特殊樹脂などを中心とした化学品新規事業の販売拡大に・・・
17/11/25荏原環境、焼却炉DBOプロを受注へ
藤沢市で、受注金額172億円

 荏原環境プラントは近く、神奈川県藤沢市で、ゴミ焼却炉の建設・運営事業を受注する。プロジェクトは、市がDBO(デザイン・ビルド・オペレート)方式で計画している藤沢市北部環境事業所新2号炉整備・運営事業。荏原環境は、2023年3月末までに日量150トンのストーカ炉を建設し、・・・
17/11/25プランテック、新社長に勝井基明氏
11月1日付で就任

 ゴミ焼却炉メーカーのプランテックでは11月1日付で、勝井基明専務取締役が代表取締役社長、勝井征三社長が会長にそれぞれ就任した。勝井基明新社長は、1974年1月生まれ。1996年4月に株式会社アーシンに入社し、廃棄物系コンサルタント業務に従事。
17/11/25重工、三菱重工エンジニアリングを設立
来年1月1日付、社長には小林エンジ本部長が就任

 三菱重工業は来年1月1日付で、三菱重工エンジニアリングを発足する。社長には現在、執行役員インダストリー&社会基盤ドメインエンジニアリング本部長の小林繫久氏が就任する。新事業会社は、吸収分割により、三菱重工業から三菱重工エンジニアリングに化学プラント、交通システムおよび・・・
17/11/10【特集】 「INCHEM /SCF・計測展」TOKYO 2017
 「INCHEM TOKYO 2017」が11 月20日から22日、「SCF2017/計測展2017 TOKYO」が11 月29日から12 月1日まで、東京ビッグサイトで開催される。「INCHEM TOKYO」は2年に1回開催されるプラント・エンジニアリング関連産業の祭典だが、今年は日本で学ぶ留学生のためのプログラムが組まれるなど、趣向を凝らしたイベントになる。一方「SCF2017/計測展2017 TOKYO」は、これまで同時に開催されてきたSCF(システム・コントロール・フェア)と計測展が、今回は初の合同開催となった。経済産業省は現在、「Connected Industries」の普及・促進に力を入れているが、この取り組みに合致した展示会としての興味もある。晩秋の東京ビッグサイトでは、産業界必見のイベントが繰り広げられる。

「INCHEM TOKYO 2017」東京ビッグサイトで開催
 11月20〜22日、留学生の就職支援にも取り組み

「SCF2017/計測展2017 TOKYO」11月29日から3日間開催
 「Connected Industries」を象徴する初の合同開催

「INCHEM TOKYO 2017」展示委員長 石川正男氏に聞く
 6つの展示会と講演会で従来以上の集客目指す
  国内で学ぶ留学生の来場にも期待

 アズビル/イワキ/キッツ/木村化工機/神鋼環境ソリューション/
 住友重機械エンバイロメント/住友重機械プロセス機器/千代田化工建設/
 TOYOグループ/日揮/日阪製作所/日立造船/富士電機/三菱化工機/
 三菱ケミカル/横河電機
17/11/10住重、バイオマス混焼発電所を受注へ
広島ガス〜中国電力のバイオマス発電事業向け

 住友重機械工業は近く、広島ガス〜中国電力が計画するバイオマス発電事業向けに、バイオマス混焼発電所の建設プロジェクトを受注する。プロジェクトは、広島ガス〜中国電力が広島ガスの海田基地(広島県安芸郡海田町)で計画しているバイオマス発電事業向けに、バイオマス混焼発電所を建設するもの。
17/11/10MHIEC〜大成JV、焼却炉を受注へ
川崎市で、受注金額298億円

 三菱重工環境・化学エンジニアリング(MHIEC)〜大成建設JVは近く、神奈川県川崎市から、橘処理センターの更新工事を受注する。日量200トンのストーカ炉3炉、45トンのミックスペーパー資源化処理施設を建設する。完工は、2022年3月を予定している。
17/11/10プランテック、創立50周年記念式典・祝賀会を開催
新社長に勝井基明専務が就任、勝井社長は会長に

 ごみ焼却炉などの燃焼技術のパイオニアであるプランテックは10月31日、大阪のリーガロイヤルホテルで「創立50周年記念式典・祝賀会」を開催した。来賓として、日立造船の古川実相談役、谷所敬会長兼社長、JFEエンジニアリングの吉田佳司副社長なども列席し、盛大に開催された。
17/11/10英アヴィバ、AWS2017を開催
創業50周年に、英ケンブリッジで

 エンジニアリングITのソリューションベンダーであるアヴィバは、10月24日から26日までの3日間、創業の地で本社のある英ケンブリッジで、アヴィバ・ワールド・サミット(AWS)2017を開催した。毎年、世界各地で開催場所を変えて行っているイベントだが、創業50周年の今回は・・・
  
2017年10月
17/10/25【特集】 三井造船100周年、「陸と海をつなぐエンジニアリング」
 1917年に、三井物産造船部として創業した三井造船が100周年を迎えた。数多くの船舶を海に送り出してきたが、造船技術には、機械、電気、土木、通信など、高度な技術が凝縮されている。これらの技術から、造船にとどまらない多彩な事業が生み出されてきた。プラントや社会インフラなど、様々なプロジェクトに取り組み、技術で社会に反映をもたらしてきたのが三井造船だ。その100年は「陸と海をつなぐエンジニアリング」による叡智により築かれてきた。

三井造船100周年、「陸と海をつなぐエンジニアリング」
「MES Group2025Vision」が描く、次の100年

【創業100周年の提言(1)MESグループ】
 三井造船 取締役社長 田中孝雄氏に聞く
  「2025Vision」社会に価値をつくりだすエンジニアリングチームとは
  節目の年に海外プロジェクトで追加コスト発生、今後はEPに特化
  プラントライフサイクルに対応するエンジニアリング事業本部
  来年4月に分社化、「三井E&Sエンジニアリング」に

【創業100周年の提言(2)三井造船エンジニアリング事業本部】
 三井造船 常務執行役員 エンジニアリング事業本部長 新牧拓也氏に聞く
  「2025Vision」ではストック型事業に注力
  創業100周年に収益悪化、「難局は事業変革のチャンス」

【創業100周年の提言(3)三井海洋開発】
 三井海洋開発 代表取締役社長 宮﨑俊郎氏に聞く
  EPCIの中心はシンガポール、FPSO建造にはファブレスで対応
  独自のビジネスモデルで顧客満足度向上を追求
17/10/25JNCエンジ、日本ポリプロ向けPPプラントを受注
五井工場向け、2019年10月稼動

 JNCエンジニアリングはこのほど、日本ポリプロが五井工場に建設するポリプロピレン(PP)プラントの建設プロジェクトを受注した。同プロジェクトの総投資額は90億円。五井工場に建設されるプラントは年産15万トンのPPプラントで製造プロセスは日本ポリプロの自社プロセスであるHORIZONA法。
17/10/25ゴミ焼却炉の入札・契約、相次ぐ
JFEエンジがDBOプロ、日造が基幹改良工事

 ゴミ焼却炉の入札・契約が相次ぎ、JFEエンジニアリングが焼却炉の建設・運営事業、日立造船が基幹改良工事をそれぞれ受注する。JFEエンジは、長野県穂高広域施設組合がDBO(デザイン・ビルド・オペレート)方式で計画している、ゴミ焼却炉の建設・運営事業を受注する。
17/10/25ダッソー・システムズ、「SOLIDWORKS 2018」を発表
設計から製造までのプロセスを統合する「SOLID WORKS COM」を搭載

 ダッソー・システムズはこのほど、3D設計開発アプリケーション・ポートフォリオの最新リリースである「SOLIDWORKS2018」を発表した。「SOLIDWORKS 2018」は設計から製造までのプロセスを統合する一気通貫型のソリューションを提供するもので、これにより企業は・・・
17/10/25化工機、「MKK川崎水素ステーション」を竣工
10月5日に完成記念式典開催

 三菱化工機は10月5日、かねてから建設してきた実証用水素ステーション(MKK川崎水素ステーション)の完成記念式典を行った。式典は、福田紀彦川崎市長、山影雅良経済産業省・資源エネルギー庁新エネルギーシステム課長をはじめとする多くの来賓を集め、盛大に行われた。
17/10/10【特集】 ドローンを使いこなせ!
産業界でも様々な分野で、ドローンの活用が検討されるようになった。中でも測量分野では、積極的な活用が始まっている。プラント分野でも、その検査への使用が検討されている。フレアスタックを吐き出す煙突の頂上や大型タンクの内部などの検査において、ドローンの活用が検討されている。産業分野では、検査での使用が中心だが、今後、プラント検査や宅配などにも使用領域を拡大しそうだ。

【総  論】
 2020年までに112億ドル、拡大するドローン市場規模
 国内での普及の背景に、民間による講習会開催

【プラント検査】
 フレアスタック・タンク内部の検査にドローンを活用
 防爆など技術的問題は克服可能だが、懸念は周辺住民の反対

【トプコン】
 ドローンによる空中測量システムで生産性向上を実現したトプコン
 トータルステーションを活用した「TSトラッキングUAS」を発売
17/10/10千代田、荒川化学〜コスモ〜丸善石化計画の水素化石油樹脂事業向け
FEEDを終了 見積提出へ、EPC受注に意欲

千代田化工建設は近く、荒川化学工業〜コスモエネルギーホールディングス(CEH)〜丸善石化が事業化を計画する水素化石油樹脂に伴うFEEDを終了する。プラントは、コスモ石油千葉製油所、丸善石化千葉工場の敷地内に建設するもので、終了時点で千代田はEPCの見積価格を提出し、・・・
17/10/10TOYO、米からPEプラント向けFEED受注
エクソンモービル・SABIC計画の石化コンプレックス向け

東洋エンジニアリング(TOYO)はこのほど、エクソンモービルとサウジアラビアSABICの合弁企業が計画する石油化学コンプレックス建設プロジェクト(ヨセミテ)向けPEプラントのFEEDを受注した。プロジェクトは、テキサス州のサン・パトリシオ地区に年産180万トンのエタンクラッカー・・・
17/10/10内海プラント、基幹改良工事を受注
京都で、受注金額18億円

ゴミ焼却炉メーカーの内海プラントはこのほど、京都府京丹後市から、焼却炉の基幹改良工事を受注した。基幹改良工事は、既存の建屋を有効活用しながら、炉本体やユーティリティ設備を改造する工事。最新の技術を導入することで、設備の延命化と合わせて、省エネルギー運転、ライフサイクルコストの・・・
17/10/10横河ソリューションサービス、操業支援サービス開始
熟練運転員の運転データシステム化により効率性向上

横河ソリューションサービスは、データ駆動型のモデル化技術により、熟練運転員の運転技術をシステム化し、目標とする品質を確保しながら生産コストを最小化する最適操業支援サービスDDMOnEX(ディーディーエム・オン・イーエックス)を国内で提供開始した。
 
2017年9月
17/09/25【特集】 ワンランク上のフィリピンエンジ
2014フィリピンに拠点を持つ、わが国のエンジニアリング企業のほとんどが、進出して20年以上が経過している。かつては、「ローコストの拠点」という企業が多かったが、最近では、現地化を進める企業も出てきている。かつてのように、安価な人件費を求めるだけでは、現地社員のモチベーションも上がらず、定着率も悪くなる。仕事を通じた達成感を実現してこそ、人材の長期雇用が可能になる。このため、従来に比べ各企業ともワンランク上の対応を採りはじめている。

【総 論】
 エンジ企業の競争力強化に不可欠なフィリピン
 進出からもはや30年、見えてきた課題

【JGCフィリピン】
 設立から28年、現地化の促進でフィリピン最大のエンジニアリング企業に
 目標は2020年売上高1,000億円、海外プロジェクトにも対応

【千代田フィリピン】
 ローコストセンターからワンランク上を目指す千代田フィリピン
 グループのアジア地域の協業にも設計面で貢献

【DASH Engineering Philippines】
 設立から25年、三井造船全社の競争力を支える拠点に
 人材確保に有利なセブ島のメリットを活用

【JFEテクノマニラ】
 低コストで良質な人材を確保できる重要拠点
 今年末には420人体制に、要員の増強も進む

【三興フィリピン】
 社員のモチベーション向上を目的に社内転勤制度を活用
 ローコストエンジニアリングと海外プロ向け人材の発掘が役割

【フィリピンワコオ】
 バルブ整備でフィリピン工業に貢献するフィリピンワコオ
 日本ウェイとワコオ・ウェイを重視、人材育成に力
17/09/25日本政府、国内防爆検定の見直しに着手
国際規格や欧州規格の受け入れを検討

日本政府が規制改革の一環として、国内防爆検定の見直しに着手している。これまで、わが国の防爆は国内の検定機関である公益社団法人産業安全技術協会(TIIS)が独占的に行ってきた。しかし2015年6月に施行された改正労働法で、「外国に立地する検査検定機関が同法に基づき、登録を受け、・・・
17/09/25日揮、JXTG和歌山製油所火災復旧プロジェクトを受注
今年1月火災、旧東燃ゼネラル石油向け

関係筋によれば、日揮はこのほど、JXTGエネルギーから、今年1月に発生した、和歌山製油所のタンクおよび潤滑油製造装置群の火災に伴う復旧プロジェクトを受注したもよう。和歌山製油所の火災は1月18日に開放清掃中のタンク、同月22日に潤滑油製造装置群で発生した。
17/09/25千代田、神戸製鉄所火力発電所向け排脱装置を受注
2002年稼働の1期計画に次ぎ、2期計画も

千代田化工建設は神戸製鋼所が神戸製鉄所に建設する神戸製鉄所火力発電所向け排煙脱硫装置を受注した。千代田は2002年に神戸製鉄所で稼働した1期計画向けにも受注しており、1期計画の実績が評価されて受注したものと見られる。第2期計画は、製鉄所の上工程の加古川製鉄所への集約化に伴う・・・
17/09/25川重、焼却炉DBOプロを受注へ
鹿児島県で、落札金額350億円

川崎重工業は近く、鹿児島県鹿児島市から、新南部清掃工場の建設・運営プロジェクトを受注する。DBO(デザイン・ビルド・オペレート)方式による、ゴミ焼却炉の建設・運営事業。川重は2021年12月までに、日量110トンのストーカ炉2炉、30トンのバイオガス化施設2基を建設し、完工後には・・・
17/09/10【特集】 本格回復を予感させる2017年度下期プラント市場
2014年半ばから原油価格が値下がり、世界的にプロジェクトが減少傾向にあった。現在でも、原油価格は40ドル台後半で推移している。この価格水準では、プロジェクトは動きそうにないと思われるかもしれない。しかしアジア地域では、経済成長を背景に、ガソリン需要が増加しているほか、原油価格の値下がりで、ナフサクラッカーの増設計画が浮上している。たしかに、産油国の潤沢な資金を背景とするプロジェクトは減少したが、経済成長を背景とする案件が具体化に向かっている。本格回復の予感もある。

【化学プロジェクト】
 底堅い経済成長を背景に、アジア市場が堅調
 米州では来年以降の発注を視野にLNGプロジェクトが具体化へ

【電力プロジェクト】
 「変化とチャンスが隣り合わせ」の国内市場に注目
 GTCC・バイオマス発電が具体化へ

【製鉄プロジェクト】
 鋼材市況の回復、高級綱需要の増加で投資再開
 ベトナム・インドで能力増強、中国で圧延設備の近代化

【環境プロジェクト】
 大阪・愛知・山形・埼玉でDBOプロ
 マレーシアKLプロは、年度末に決着か?
17/09/10日揮、インドネシア向けガス処理設備を内定
8月下旬にL/I取得、10月中に正式契約

日揮はこのほど、現地エンジニアリング企業のレカヤサとともに、インドネシア国営石油・ガス会社であるプルタミナから、ジャンバラン・ティウング・ビル(JTB)ガス処理プラントの発注内示(L/I)を取得した。10月中にも正式に契約する。受注金額は300〜400億円。
17/09/10焼却炉の入札・契約、相次ぐ
タクマ、MHIEC、日造、三機工業が受注へ

今夏、ゴミ焼却炉プロジェクトの入札・契約が相次いだ。タクマは岩手県奥州金ケ崎行政事務組合から、焼却炉の基幹改良工事を受注した。既存の建屋を有効活用しながら、日量240トンのストーカ炉を延命化する。福井県南越清掃組合では、DBO(デザイン・ビルド・オペレート)方式による・・・
17/09/10日造、汚泥再生処理センターを受注
熊本県で、受注金額38億円

日立造船〜浅野環境JVはこのほど、熊本県宇城広域連合から、汚泥再生処理センターの建設プロジェクトを受注した。プロジェクトは、老朽化した既存施設の更新工事。日造〜浅野JVは、1日あたりの処理量がし尿で13㎘、浄化槽汚泥で85㎘、計98㎘の汚泥再生処理センターを建設し、合わせて既存施設を・・・
17/09/10CST、次世代PMS「ARES PRISM日本語対応版」リリース
国際インフラプロジェクト定番を国内企業に本格展開

千代田システムテクノロジーズ(CST)はこのほど、次世代プロジェクトマネジメントシステム「ARES PRISM日本語対応版」をリリースした。「ARES PRISM」は、米ARES Project Management LLC社が開発した製品で、CSTは日本市場の販売総代理店として、製品販売、導入支援、教育、技術サポートを行っている。
 
2017年8月
17/08/10【特集】 World Contractors Data Book 2017年3月期の全社業績
【専業エンジニアリング】
 油原油価格低迷でプロジェクト停滞で3社は不振、
 MODEC・B-EN-Gは独自路線で順調
 千代田化工建設/東洋エンジニアリング/東洋ビジネスエンジニアリング
 日揮/三井海洋開発

【総合重機】5社が営業ベースで減益、受注増は住重のみ
 IHI/川崎重工業/住友重機械工業/日立造船/三井造船/三菱重工業

【重 電】
 富士電機のみ重電部門が増収増益
 全社、重電部門ともに前年比減目立つ
 東芝/日立製作所/富士電機/三菱電機

【鉄鋼大手】JFEエンジが増収増益、受注好調は神鋼グループ
 神戸製鋼所/JFEエンジニアリング/神鋼環境ソリューション
 新日鉄住金エンジニアリング

【総合建設】
 営業ベースで2〜5割増、 医薬品エンジ、新技術の開発に力
 大林組/鹿島/清水建設/大成建設/竹中工務店

【機械系エンジニアリング】
 企業力を背景とした幅広いポートフォリオが築く対応力
 荏原/木村化工機/クボタ/ササクラ/太平洋エンジニアリング/タクマ
 月島機械/トーヨーカネツ/三菱化工機

【ユーザー系エンジニアリング】
 外販が左右する事業展開、興味深い、東レエンジとコスモエンジ
 旭化成エンジニアリング/出光エンジニアリング/クラレエンジニアリング
 コスモエンジニアリング/JXエンジニアリング/JNCエンジニアリング
 住友ケミカルエンジニアリング/東レエンジニアリング
 三菱ケミカルエンジニアリング

【大手工事会社】
 堅実な事業で事業の浮沈を最小限に、課題は減少する作業員の確保
 山九/新興プランテック/高田工業所/東芝プラントシステム/富士古河E&C

【機器メーカー】
 アズビル、キッツ、中北が増益、国内向け事業が受注好調
 アズビル/岡野バルブ製造/キッツ/東亜バルブエンジニアリング/中北製作所
 日機装/日本製鋼所/日阪製作所/横河電機

【総合商社】
 プラント成約は、明暗分かれる、発電・交通インフラ系に集中
 伊藤忠商事/住友商事/双日/豊田通商/丸紅/三井物産/三菱商事

【世界のコントラクター】
 ABB Ltd. / Amec Foster Wheeler plc. /Chicago Bridge & Iron Company N.V.
 Fluor Corporation / Jacobs Engineering Group Inc. / KBR, Inc. / Linde AG
 Petrofac Ltd. / Saipem S.p.A / Technip S.A. / Tecnicas Reunidas S.A.
 General Electric Company / Siemens AG / 大林産業 / 大宇建設
 斗山重工業 / GS建設 / 現代建設 / 現代重工業 / サムスンエンジニアリング
 SK建設 / CTCI Corporation / TTCL PUBLIC COMPANY LIMITED
17/08/10日韓コンソーシアム、イランの30億ドル製油所計画に着手
現代〜大林〜千代田が開発計画に参画

韓・現代建設〜韓・大林産業〜千代田化工建設のコンソーシアムはこのほど、イラン南部のブシェール州シラーフ製油所の建設プロジェクトについて、共同でFSを行うことで合意、このほどソウルで調印式が行われた。ソウルで行われた調印式には、ハッサン・テヘリアン駐韓イラン大使のほか、・・・
17/08/10ハネウェル、安全なリムーバブルメディアの使用を実現
「SMX」でリムーバブルメディアの保護を実現

USBメモリースティックは、デジタルデータを移動するうえで、有効なメディアの一つだ。ところがこの数年、このメモリースティックが原因で、ウィルスが侵入するなどの問題が相次いで起こり、最近では、その使用を禁止している企業も少なくない。
17/08/10焼却炉の入札、相次ぐ
日造子会社、三機工業が受注へ

ゴミ焼却炉の入札がこのほど相次ぎ、日立造船の子会社のエスエヌ環境テクノロジー、三機工業が近く、プロジェクトを受注する。エスエヌ環境は、新潟県糸魚川市がDBO(デザイン・ビルド・オペレート)方式で計画しているゴミ焼却炉の建設・運営事業を落札した。
17/08/10PMシンポジウム2017、9月14・15日開催
人工知能研究の第一人者松原仁氏などが基調講演

「PMシンポジウム2017」が、20回記念として、9月14・15日の両日、タワーホール船堀(江戸川総合区民ホール)で開催される。今回のシンポジウムのテーマは「次世代への共創〜イノベーションを支えるプロジェクトマネジメント〜」。14日の基調講演では、人工知能研究の第一人者である・・・
 
2017年7月
17/07/25【特集】 プラント貿易アウトルック2016
2016 年度、わが国の海外プラント・エンジニアリング成約実績は41%増の170.3億ドルとなった。4割増は一見、市場の回復を感じさせるが、成約実績の水準は、2008から2009年度のリーマンショックの時期と同水準。回復したという実感はない。長引く低水準の原油価格は、主に産油国のプロジェクト市場から活力を奪い、プロジェクトを牽引するのは、東南アジアの経済成長と、それに伴う、生活水準の向上だ。2016年度の成約実績は、プロジェクトの牽引役が、エネルギーから生活水準へと代わったことを意味している。

【総 論】
 2016年度海外プラント・エンジニアリング成約実績は41.3%増の170.3億ドル
 数字的には回復も、引き続き低水準

【国際協力銀行 執行役員 業務企画室長 谷本正行 氏】
 前年度出融資・承諾額は減少、否めない油価下落の影響
 特別業務の開始と債権流動化の実施、公的金融機関としての業務を拡大

【日本貿易保険 営業第二部長 大井麻理 氏】
 引受額減少傾向を電力・インフラ案件が下支え
 株式会社化でも保険引受の原則は不変、意思決定に透明性を確保

【千代田化工建設 執行役員営業本部長 松井英夫 氏】
 北米のLNGと石化コンプレックスへ布石
 ネシア銅精錬プロなど、アジア地域でEPC受注に期待

【東洋エンジニアリング 取締役常務執行役員・プラント事業本部長 阿部知久 氏】
 前期受注高は予想の半分以下、油価低迷の影響受ける
 今期は印肥料プロなどの受注に全力

【日揮 取締役専務執行役員 営業本部長 古田栄喜 氏】
 低水準の油価の影響を受け、前期は受注目標に届かず
 今期はエネルギーとインフラを両輪に受注高7,500億円目指す

【日立造船 執行役員 環境事業本部グローバル事業統括部長 井部 隆 氏】
 中国・タイでゴミ発電プラントを連続受注
 プラントライフサイクル事業にも対応

【プライメタルズ テクノロジーズ ジャパン 営業統括部長 岩崎剛士 氏】
 高級綱需要で設備投資が回復
 プライメタルズの総合力を発揮

【三菱商事 新エネルギー・電力事業本部 海外電力プラント部長 小濱雅典 氏】
 中央アジアでGTCC2件、ケニアで地熱発電を受注
 送配電バランス念頭に地域に即したアプローチに注力

【2016年度 主要受注プロジェクト一覧】(本誌調査)
17/07/25TOYO、北海道石狩向けバイオマス発電設備を受注へ
5万kW、燃料にPKSを活用

東洋エンジニアリング(TOYO)は近く、石狩新港新エネルギー発電合同会社からバイオマス発電プラントを受注する。事業主体の石狩新港新エネルギー合同会社はFID(最終投資決定)を下していないが、FIDを経て、正式契約される。発電プラントが建設されるのは、北海道石狩市の石狩新港工業団地内。
17/07/25JFEエンジ、シンガポール向けSSBR増設プロを受注へ
旭化成から、受注有力

JFEエンジニアリングは近く、旭化成がシンガポールで計画しているSSBRプラントの増設プロジェクトを受注するもよう。同プロジェクトは、既存のSSBRプラントを増設するもので、既存設備は日立製作所が建設した。しかし、日立製作所は数年前に、海外の化学プラントの建設プロジェクトから撤退しており・・・
17/07/25ゴミ焼却炉の入札・契約、相次ぐ
東京都でJFEエンジ、長崎県では三機工業

ゴミ焼却炉の入札・契約が相次ぎ、東京都23区清掃一部事務組合向けにはJFEエンジニアリング〜清水建設JVが受注した。目黒清掃工場の更新工事。JFEエンジ〜清水JVは2022年度までに、日量600トンのストーカ炉を建設する。受注金額は514億7,000万円。長崎県対馬市が計画している・・・
17/07/25JNCエンジ、フィリピンからPVCプラント増設プロを受注
海外プラントの受注は久しぶり

JNCエンジニアリングはこのほど、フィリピンレジンインダストリーズ社からPVCプラントの増設プロジェクトを受注した。JNCエンジは6月に正式契約したが、海外向けプラントを受注するのは、十数年ぶり。6 月に契約したのは、プラント建設の一部だが、順次、残りのパッケージも受注する。
17/07/10【特集】 期待高まる北米プロジェクト
シェールガスおよびシェールオイルの産出に沸く北米。この地域のプラント市場が最近、活気付き始めた。2022 〜 2023 年にLNG需給がバランスして、それ以後は供給不測が予想されることから将来を見据えたプロジェクトが具体化に向かって動き出した。LNGプラントの建設に要する建設期間は4〜5年。今から準備を始めないと5年後に供給不足に陥る可能性がある。その一方で、安価なシェールガスは化学産業の原料や発電プラントのエネルギーとしての利用が検討されている。これを背景に、化学や電力プロジェクトが活発化しそうだ。北米プロジェクトへの期待は今、急速に高まっている。

【総 論】
 多様化するエネルギーに翻弄される北米プラント市場
 在来型・シェール・再エネが動かす市場

【化学プロジェクト】
 動き出した北米化学プロジェクト
 LNGプラント中心に大型化学プロが具体化へ

【重電プロジェクト】
 シェールガスが動かす北米電力プラント市場
 コストと州政府主導で火力発電ではガスが主力
17/07/10日揮、米西海岸初のLNGプラントを受注
ジョルダンコーブ向けVersen社から

日揮〜米Black&Veatch〜米Kiewettはこのほど、米VersenからジョルダンコーブLNGプラント(年産390万トン×2系列)を受注した。プロジェクトのFID(最終投資決定)は2019年の予定。プロジェクトは、米オレゴン州のジョルダンコーブに年産390万トンのLNGプラント2系列を建設するもの。
17/07/10伊藤忠など、ネシア発電所拡張工事でEPC受注
富士電機とIHIが石炭火力発電設備一式を納入

伊藤忠商事および富士電機、IHIの3社からなるコンソーシアムは、インドネシア国営電力会社のPT.PLN(Persero)による、同国カリマンタン島南カリマンタンに所在する石炭火力発電所に増設する拡張プロジェクト(Kalselteng2石炭火力発電プロジェクト)のEPC(設計・調達・建設)契約を・・・
17/07/10長崎県の基幹改良工事、発注へ
焼却炉は川崎技研、汚泥処理は水ing

長崎県北松北部環境組合でこのほど、ゴミ焼却炉と汚泥再生処理施設の基幹改良工事の入札が行われ、ゴミ焼却炉は川崎技研、汚泥再生処理施設は水ingがそれぞれ受注する。基幹改良工事は、既存の建屋を有効活用しながら、炉本体や水処理設備、ユーティリティ設備を改造し、施設の延命化を図る工事。
17/07/10焼却炉の基幹改良、入札相次ぐ
秋田でIHI環境、茨城で日造が受注へ

ゴミ焼却炉の基幹改良工事の入札が、秋田県仙北市と茨城県下妻地方広域事務組合で相次いで行われ、仙北市ではIHI環境エンジニアリング、下妻地方広域事務組合では日立造船が近くプロジェクトを受注する。基幹改良工事は、既存の建屋を有効活用しながら、炉本体やユーティリティ設備を改造し、・・・
 
2017年6月
17/06/25【特集】 「ジェネリックバブル」以後の医薬品エンジニアリング
「2020年にジェネリックのシェアを80%にする」という日本政府の目標は、達成に近付いている。ジェネリックでまだ手が付いていない設備投資は、注射製剤などの一部の薬にすぎない。これまでジェネリック医薬品メーカーの投資に注力していれば、ある程度の規模の受注ができたコントラクターだが、「次の一手」をどうするのか。一部のコントラクターは海外市場に照準を合わせ、あるコントラクター国内市場の深堀に向かう。ジェネリックバブル後の医薬品エンジニアリングの先行きを占ってみた。

【総 論】
 「ジェネリックバブル」以後の医薬品エンジニアリング
 中長期戦略は海外市場進出と国内市場深掘りに二極化

【IHIプラントエンジニアリング】
 バイオ医薬で、ラボにおける開発から生産プラントまで対応
 堅実な事業展開で年間100億円規模を実現

【鹿島建設】
 次世代睨んだ事業展開を加速
 海外市場では徐々に実績、IoT・ロボット対応でも布石

【大成建設】
 メガファーマからジェネリックまで、医薬品製造のあらゆる形に対応
 トップコントラクターとして、最先端を歩む

【千代田化工建設グループ】
 千代田とテクノエースを両輪に業績好調
 今期は過去最高の受注高500億円を視野

【東レエンジニアリング】
 エンジニアリングと「ものづくり」の融合により差別化
 医薬品エンジニアリングで急成長

【日 揮】
 海外市場に本格参入、ホーチミンに営業事務所、上海にエンジ拠点
 国内ではバイオ、高薬理活性対応設備に注力
17/06/25第一三共、ADC製造設備を相次ぎ発注
小名浜は大成、館林は日揮、平塚は清水へ

第一三共は、抗体薬物複合体(ADC)の生産体制の拡充を進めているが、順次発注が行われており、大成建設や日揮といった医薬品製造プラントのエンジニアリングでは豊富な実績を持つコントラクターが受注している。第一三共は、小名浜、館林、平塚の国内3工場において、ADCの生産ラインを順次増設し・・・
17/06/25三機工業、焼却炉DBOプロを受注へ
佐賀県で、落札金額101億円

三機工業〜ミゾタJVは近く、佐賀県天山地区共同環境組合が計画している「エネルギー回収型廃棄物処理施設建設・運営事業」を受注する。DBO(デザイン・ビルド・オペレート)方式による、ゴミ焼却炉の建設・運営。三機〜ミゾタJVは、2020年3月までに日量28.5トンのストーカ炉2炉を・・・
17/06/25ゴミ焼却炉の基幹改良工事、受注相次ぐ
JFEエンジ、クボタ環境、タクマなど

わが国では今春、ゴミ焼却炉の基幹改良工事の契約、メーカー選定が相次いだ。岩手県盛岡・紫波地区環境施設組合では、JFEエンジニアリングが受注し、4月に着工した。日量160トンのシャフト式ガス化溶融炉の改良・延命化を図る。山形県最上広域市町村圏事務組合では6月・・・
17/06/25神鋼環境ソリューション、鳥取ガスの消化ガス発電所の設計・建設を受注
機器・メンテナンスはヤンマーグループが受注

神鋼環境ソリューションは、鳥取ガスが鳥取市秋里終末下水処理場(鳥取県鳥取市)内に建設する「秋里下水処理場バイオマス発電所(仮)」について、設計・建設を受注した。また、発電設備はヤンマーが受注し、同設備の点検・メンテナンスは、ヤンマーエネルギーシステムが受注した。
17/06/10【特集】 プラント・インテリジェント化を牽引するIoT ・ビッグデータ
IoTやビッグデータが話題だが、これらの要素は今後のプラントのインテリジェント化に不可欠な要素だ。元々、プラントのDCS(分散型制御システム) は、IoTと同様の役割を果たしてきたが、通信プロトコルとしてインターネットが使われるようになって、大量・高速伝送が可能になった。これらのテクノロジーは、ビッグデータ活用を可能にして、プラントのインテリジェント化にも大きな役割を果たすことが期待される。この状況を捉えて、制御システムメーカーもプラントのインテリジェント化に取り組んでいる。制御システムの動向を取材した。

【総 論】
 プラント・インテリジェント化を牽引するIoT・ビッグデータ
 自主保全にも対応、制御システムメーカーの商機

【アズビル】
 「IoT」で熟練運転員の叡智を継承・超越する「第2・第3の目」を提供
 安全性と生産性の向上に貢献

【日本エマソン】
 包括的なIIoTソリューションを提供
 注目の腐食センサも提供、ニーズに応じてデータ分析にも対応

【日本アスコ】
 ワイヤレスの作動センシングでIIoTに対応
 耐環境性に優れた電磁弁、近接スイッチを相次いで市場に投入

【ハネウェル】
 「CONNECTED」を前面に打ち出したIIoTを提案
 「つながること」で実現される最適操業管理

【富士電機】
 IoT/CPSを軸に新価値創造へ取組を強化
 昨年4月には全社組織「IoTプロジェクト室」を設置

【横河電機】
 IoT・ビッグデータで「見える化」と「診える化」に対応
 情報取得と情報解析に多様な技術、自主保安の高度化に対応
17/06/10韓サムスンエンジ〜TTCL、タイからエチレンプラントを受注内定
年産50万トンのナフサクラッカー受注額約500億円

韓サムスンエンジニアリング〜タイTTCLはこのほど、タイPTT GCからマプタプットに建設する年産50万トンのエチレンプラントを受注内定した。近く、正式に受注するもよう。プロジェクトのPQは昨年2月に実施され、韓サムスンエンジニアリング〜タイTTCL(CB&Iルーマス法)・・・
17/06/10JFEエンジ、浄水設備を受注
フィリピン・マニラで

JFEエンジニアリングはこのほど、フィリピンのマニラで浄水設備を受注した。すでに着工している。2016年末に行われた入札には、JFEエンジのほか、仏ヴェオリア・ウォーターの子会社など4〜5社が応札。マニラでの実績や技術力、価格などが評価され、JFEエンジの受注に至った。
17/06/10千代田カタール現地法人、フレアリダクション設備を受注へ
カタールガスから、近く正式契約

プランテックは近く、長崎県五島市から、ゴミ焼却炉の建設・運営事業を受注する。市がDBO(デザイン・ビルド・オペレート)方式で計画しているゴミ焼却炉の建設・運営事業。プランテックは、2019年12月までに日量20.5トンのストーカ炉2炉を建設し、完工後20年間に渡り維持管理・運営する。
17/06/10住化、新居浜にLNG基地建設検討を本格化
タンクは川重、住友共同電力発電設備はIHI

住友化学などはこのほど、かねてから検討していた愛媛県新居浜の住友化学愛媛工場の敷地内にLNG受入基地の建設について、具体化に向けた本格的な検討に入った。LNG基地建設計画は、住化のほか、住友共同電力、四国電力、および東京ガスエンジニアリングソリューションズ(TGES)が・・・
 
2017年5月
17/05/25【特集】 「地産地消」型ビジネスで中東市場を攻めろ
2015年初めには、バレルあたり20ドル台にまで下落した原油価格だが、最近は50ドル前後で推移している。しかし今後、原油価格が70〜 80ドル台以上に上昇するかというと、その可能性は低い。原油価格が上昇すれば、再生可能エネルギーなどの代替エネルギーにシフトされる可能性が高まるし、北米のシェールガスやシェールオイルの生産も活発化する。結果的に中東産油国はシェアを失う可能性もある。このため産エネルギー国も油価を高騰させるわけには行かない。その結果、潤沢な資金を得られない今後の中東地域のプロジェクトは低水準の油価を背景とした、改造や増設といったブラウンフィールドプロジェクトが中心になると見られる。こうした中小案件に対応するには、小回りの効く現地法人が必要になる。まさしく、「地産地消」型のビジネスが求められる。

【総 論】
 「地産地消」型ビジネスで中東市場を攻めろ
 現地密着で広がるビジネスチャンス

【千代田化工建設】
 中東で「地産地消」型ビジネス展開する、CAELとCCEL
 2現地法人が地場に密着、市場回復に伴い今後に期待

【日 揮】
 サウジの政策に同調しながら成長果たすJGCガルフ
 IK-LSTKコントラクターとして強み、課題はサウジ人社員の戦力化

【山 九】
 プラントメンテで中東湾岸地域での拡大図る山九
 サウジで日系企業皮切りに、海外企業からも受注
17/05/25日揮、プロジェクトのベテラン石塚上席副社長に再建を託す
前期215億円の営業赤字、EPCの採算確保を目指す

日揮はこのほど、石塚忠上席副社長が代表取締役社長COOに昇格し、川名浩一代表代表取締役社長が取締役副会長に就任する人事を決めた。6月29日の株主総会を経て、正式に決まる。日揮は2017年3月期決算で、米国シェブロン向けエチレンプラント、クウェート・クリーンフューエルプロジェクトが不採算・・・
17/05/25住重、中部電力からバイオマス発電向けボイラーを受注へ
四日市火力発電所向け、2020年4月に稼働開始

住友重機械工業は近く、中部電力が四日市火力発電所内に建設するバイオマス発電設備向けボイラーを受注する。プロジェクトは、中部電力が自社の四日市火力発電所に、木質ペレットとパーム椰子殻を燃料とする、出力4万9,000kWのバイオマス発電プラントを建設するもの。
17/05/25千代田カタール現地法人、フレアリダクション設備を受注へ
カタールガスから、近く正式契約

千代田化工建設のカタール現地合弁企業である千代田アルマナエンジニアリング( CAEL)は近く、カタールガス社からLNGプラントのフレアリダクション設備を受注する。CAEL は2008年にカタールの首都ドーハに設立された千代田のエンジニアリング子会社。
17/05/25タクマ、中部電力子会社のバイオマス発電で機器供給
出力5万kW設備を2019年10月稼動予定

タクマは、中部電力子会社のシーエナジーなどが、愛知県半田市で計画しているバイオマス発電所に対して、機器を供給する。今回、タクマが機器を供給するのは、木質リサイクルチップやパーム椰子殻を燃料とするバイオマス発電施設である、CEPO半田バイオマス発電所。
17/05/10【特集】 90年代稼働炉の更新需要を見逃すな
ゴミ焼却炉の寿命は概ね20〜30年間と言われている。本誌調査によれば、1990年代に稼働を開始した215炉のうち、1/3にあたる67炉がすでに更新、延命化工事を終えている。だが、残る148炉は将来的な投資を含め、更新・延命化を前向きに考えている。焼却炉メーカーも、更新・延命化工事に対応し、その後の長期間に渡る運転・運営管理を受託することで、安定した収益を確保できる。新設に比べ、規模は小さい更新・延命化工事だが、このビジネスチャンスを見逃す手はない。本特集では、1990年代に稼働を開始した炉215件の老朽対策を紹介する。

【総 論】
 90年代稼働炉の更新・延命化需要を見逃すな
 昨年度完工相次ぐも、依然根強い更新・延命化ニーズ

【プロジェクトリスト】
 1990年代に稼動を開始した焼却炉と、今後の対応
17/05/10蘭SBM〜日揮、コンゴ向けFLNGプラントのコントラクターに
FIDは第3四半期、稼動は2020〜2021年

蘭SBM〜日揮はこのほど、コンゴ共和国からニュー・エージ・マリン12FLNGプロジェクトのコントラクターに選定された。今後、プロジェクトの詳細を詰め、速ければ2017年末までに投資決定が下されEPC受注となる。プラントの稼動は2020〜2021年の予定。蘭SBM〜日揮は今後、エンジニアリングワーク・・・
17/05/10タイTTCL、宮崎県日向市でメガソーラー着工へ
25MW、投資額は87億円

タイTTCLは近く、宮崎県日向市でメガソーラー設備の建設に着工する。プロジェクトは、日向市東郷町の50haの土地に25MWのメガソーラーを建設するもので、プロジェクト名は「ジャパン・ソーラー・パワー・プロジェクト」。このプロジェクトに伴い、TTCLはSPC(特別目的会社)、ニュー・エナジー・東郷を設立した。
17/05/10MHIEC、焼却炉の基幹改良工事を受注へ
愛知県で、日量60トンのストーカ炉

三菱重工環境・化学エンジニアリング(MHIEC)は近く、愛知県新城市から、ゴミ焼却炉の基幹改良工事を受注する。基幹改良工事は、既存の建屋を有効活用しながら、炉本体やユーティリティ設備を改造することでプラントの延命化を図る工事。新城市では、日量60トンのストーカ炉の基幹改良工事を実施する。
17/05/10三機工業、汚泥焼却炉を受注
宮城県で、受注金額21億円

三機工業はこのほど、地方共同法人日本下水道事業団から、汚泥焼却炉の建設プロジェクトを受注した。宮城県仙台市にある南蒲生浄化センターの4号焼却炉の建設プロジェクト。三機工業は2020年3月までに、日量130トンの流動床式焼却炉を建設する。受注金額は20億8,000万円。
 
2017年4月
17/04/25【特集】 多様化する東南アジアプラント市場
日本の裏庭で、アクセスも容易。こんな特徴を持つ東南アジアは、わが国のプラント・エンジニアリング業界にとって、半世紀以上に渡る市場だ。しかし、この市場には、経済成長を遂げた国から、これから経済成長の階段を駆け上がろうとする国まで様々だ。ある面では市場だが、すでに、パートナーとしての実力を身に着けている国もある。この多様な市場は、市場と技術供給という二つの側面を持つ。多様化する東南アジアのプラント市場を追った。

【総 論】
 先進国と途上国が混在する東南アジア
 多様性は活力の源、地理的優位性により日本にも商機

【化学プロジェクト】
 石油精製とLNGターミナルの動きに注目
 ネシア・タイで発注間近の案件、実現可能性高い日系企業の投資

【電力プロジェクト】
 石炭火力から再生可能エネルギーへのシフトも視野に入れる東南アジア諸国
 地域ごとの最適生産・地産地消が進むか

【環境プロジェクト】
 2020年3.5兆円市場のリアリティ
 日本勢の将来を左右するKLプロジェクト
17/04/25仏TechnipFMC 〜日揮〜サムスン重工業、FLNGプラントを受注へ
伊エニ計画のモザンビーク向けを正式契約

仏TechnipFMC〜日揮〜サムスン重工業のジョイントベンチャーは近く、伊エニがモザンビークで計画するコーラルFLNGプラント建設プロジェクトを正式に受注する。すでに、日揮の横浜の本社にはエニのエンジニアも入っており、設計が始められている。近く予定されている、伊エニのFID(最終投資決定)を待って、プロジェクトは本格化する。
17/04/25TTCL〜韓サムスンエンジ、エチレンプラントを受注へ
タイPTT GCから、年産50万トンのナフサクラッカー

タイTTCL〜韓サムスンエンジニアリングは近く、タイPTT GCから年産50万トンのエチレンプラントを受注する。すでに商談は終了しており、近く、L/I(発注内示)が発行される。プロジェクトは、タイの石油コンビナートの集積地であるマプタプット地区に年産50万トンのエチレンプラント・・・
17/04/25新日鉄住金エンジ、ゴミ発電のFSを受託へ
フィリピンで、環境省から

新日鉄住金エンジニアリングは近く、環境省から、フィリピンのダバオ市でのゴミ発電事業の事業化調査(FS)を受託する。環境省の「我が国循環産業海外展開事業化促進業務」および「二酸化炭素排出抑制対策事業費等補助金(我が国循環産業の戦略的国際展開による海外でのCO2削減支援事業)」の一環。
17/04/25メタウォーター、汚泥資源化事業を受注へ
秋田県で、落札金額64億円

メタウォーター〜DOWAエコシステム〜メタウォーターサービス〜エコシステム花岡〜エコシステム小坂〜メルテックJVは近く、秋田県から「秋田県県北地区広域汚泥資源化事業」を受注する。米代川流域下水道大館処理センターで引き渡される、3市3町1組合から発生する脱水ケーキなどを原料に・・・
17/04/10【特集】 プロキュアメントエンジニアリング
調達は単なる「買い物」で良いのか。プロジェクトにおいて、適切な機器が選定され、それが適切な時期にサイトにデリバリーされるには、プロジェクト全体を捉えた調達が求められる。まさしく、そこにはエンジニアリングの要素もあり、調達をコスト競争のための叩き合いと考えるのは、あまりに次元が低い。これからの調達に求められるのは、エンジニアリング的な判断を伴う、「プロキュアメントエンジニアリング」だ。

【総 論】
 今求められる、プロキュアメントエンジニアリング
 プロジェクト全体最適をいかに実現するか

【千代田化工建設】
 調達担当者の育成は座学とOJTの二本立て
 調達ユニットは若手社員からも人気

【東洋エンジニアリング】
 調達担当者のバランス感覚を重視
 担当者の経験を数値化したベンダー情報を社内で共有へ

【日 揮】
 1ステージ上の調達を目指す日揮
 メーカーが製作しやすい調達を追及

【三菱重工業 インダストリー&社会基盤ドメイン】
 組織再編でもエンジ本部とMHPSの連携は継続
 調達の生産性を重視、国内メーカーには提案力を期待

【JFEエンジニアリング】
 技術の知識と、バランス感覚に重点
 海外調達を促進、調達ITシステムを刷新

【新日鉄住金エンジニアリング】
 コンプライアンス遵守を徹底
 グローバル調達、競争入札に力

【三菱重工環境・化学エンジニアリング】
 コミュニケーション能力とバランス感覚を重視
 国内外での新規ベンダー・工事会社開拓に力
17/04/10日揮、岡山県美作市向けメガソーラーを受注
受注額500億円、パシフィコエナジーから

日揮はこのほど、岡山県美作市向けメガソーラー建設プロジェクトを受注した。受注金額は約500億円。今回の受注は2017年3月期決算にカウントされる。今回のプロジェクトでは、東洋エンジニアリングと受注を競ったが、日揮が競争力のある価格を提示して、受注を勝ち取った。日揮は今期、事業の多角化を目指して事業を展開した。
17/04/10荏原環境、焼却炉DBOプロを受注へ
三重県で、落札金額214億円

荏原環境プラント〜大成建設〜エス・エヌ・ケー・テクノ〜太平洋セメント〜三重中央開発JVは近く、三重県桑名広域清掃事業組合から、ゴミ焼却炉の建設・運営事業を受注する。落札金額は214億円。DBO(デザイン・ビルド・オペレート)方式による焼却炉の建設・運営事業。
17/04/10タクマ、焼却炉DBOプロを受注へ
群馬県で、落札金額364億円

タクマ〜タクマテクノスJVは近く、群馬県太田市外三町広域清掃組合から、DBO(デザイン・ビルド・オペレート)方式による焼却炉の建設・運営事業を受注する。落札金額は363億6,000万円。タクマは2021年3月までに、日量330トンのストーカ炉を建設。完工後、20年間に渡り維持管理・運営する。
17/04/10ワコオ工業、水島の東邦産業を子会社化
北海道起点に全国展開へ

北海道札幌市に本社を置き、バルブとポンプのメンテナンスを手がけるワコオ工業はこのほど、岡山県の水島コンビナートに本社を置く東邦産業を子会社化した。これに伴い、東邦産業の社長には、和田一仁ワコオ工業社長が就任し、東邦産業の代表取締役の兼中博史氏は取締役に就任した。
 
2017年3月
17/03/25【特集】 バルブメンテナンスの底力
日常生活で、メンテナンスが意識されることは少ない。しかし、毎日、電車やバスを利用できるのもメンテナンスが適切に行われているからだ。もちろん、発電所から電気が送られてくるのも、発電所やその他の付帯設備のメンテナンスがしっかりと行われているからだ。社会生活を行ううえで、メンテナンスは欠くことのできない要素だが、そこに従事する職人たちの存在を、われわれは忘れてはならない。そして、メンテナンスにはを誇り持つべきだ。バルブメンテナンスについても同様で、その底力を特集を通じて感じて欲しい。

【総 論】
 「バルブのメンテ」担い手はメーカーからサードパーティーへ
 課題は若手人材の育成、地域から全国目指すメンテ専業も登場

【キッツエンジニアリングサービス】
 メーカーメンテナンスとしての優位性で差別化図るKESCO
 全国5カ所にサービスセンター、協力会社24社をネットワーク化

【中村バルブ商事】
 丁寧なメンテナンスで顧客との信頼関係を構築
 ヘビーデューティータイプのバルブに特化、高品質のサービスを提供

【ワコオ工業】
 北海道に生まれたバルブとポンプのメンテ専業
 地道な事業を継続、現在では総勢130名のグループに

【ワコオ工業 代表取締役社長 和田一仁氏に聞く】
 北海道生まれのバルブメンテ専業、ワコオ工業
 「お客様第一」ですべてのバルブに対応、全国展開へ
17/03/25千代田、次期社長に三菱商事から山東理二執行役員
千代田にとって、初の商社出身社長

千代田化工建設はこのほど、6月下旬の株主総会で長坂勝雄代表取締役副社長執行役員が代表取締役会長、現在三菱商事の山東理二執行役員・中南米統括が代表取締役副社長にそれぞれ就任する人事を発表した。また澁谷省吾代表取締役社長は4月1日付で相談役に退く。
17/03/25IHI、住友共同電力からガスタービンを受注へ
新居浜北火力発電所向け15万kW、FIDは来期

IHIはこのほど、住友共同電力が計画する新居浜北火力発電所建設計画向けガスタービン発電プラントを受注する。発電プラントの規模は15万kWで、IHIはGEの航空機転用ガスタービンである「LM6000」で対応するものと見られ、1基5万kWのガスタービン3基で構成される。
17/03/25MHIC、焼却炉の基幹改良工事を連続受注へ
長崎県、沖縄県で

三菱重工環境・化学エンジニアリング(MHIEC)は近く、長崎県海部地区環境事務組合、沖縄県糸満市・豊見城市清掃施設組合からそれぞれ、ゴミ焼却炉の基幹改良工事を受注する。基幹改良工事は、既存の建屋を有効活用しながら、炉本体やユーティリティ設備を改造することでプラントの延命化を図る工事。
17/03/25日造、山口県宇部市でバイオエタノール事業へ
プラント建設から事業投資まで検討

日立造船は近く、山口県宇部市と共同で、バイオエタノール事業を開始する。宇部市が昨年10月に設立した「宇部市バイオマス産業共創コンソーシアム」の一環。コンソーシアムは「竹プロジェクト」「生ゴミバイオガスプロジェクト」「紙からエタノールプロジェクト」「紙おむつ再生プロジェクト」と、4件の・・・
17/03/10【特集】 視界不良の石油化学プロジェクト
2014年半ばに始まった原油価格の値下がりに伴い、石油&ガスプロジェクトの動きは停滞した。しかし、石油を原料とする石油化学プロジェクトについては、順調に動くという期待感があった。ところが、その動きは停滞した。その理由は、中国メーカーによる製品の過剰生産にあった。中国人観光客は「爆買い」で話題になったが、石化メーカーは「爆売り」に向かった。これが石油化学プロジェクトの動きを停滞させ、視界不良になった。視界不良の石油化学プロジェクトを追った。

【総 論】
 期待あれども、視界不良な石油化学プロジェクト
 順調に動く北米案件、アジアの動きはスロー
 
 狙いは日系企業の進出案件と北米のシェールガス関連
 石油化学プロジェクト市場は中国の「爆売り」で視界不良
17/03/10IHIと鹿島、日立LNG基地2期向けタンクと工事を受注へ
鹿島は第一交渉権を獲得、近く正式契約

業界筋によれば、IHIと鹿島が、近く、東京ガスから日立LNG基地2期工事向けLNGタンクの建設を受注する。タンクを供給するIHIは石油資源開発(JAPEX)が推進する相馬LNG基地に続いて連続受注になる。また土木工事は鹿島が第一交渉権を獲得し、受注に最も近い状況にある。
17/03/10JFEエンジ、シンガポールで焼却炉を受注
KLでの受注に弾み

JFEエンジニアリングはこのほど、シンガポールでゴミ焼却炉を受注した。プロジェクトの詳細は不明だが、2013年度に経済産業省から受託した「エネルギー需給緩和型インフラ・システム普及等促進事業」(廃棄物処理の事業化調査)の延長と見られる。受注金額は十数億円。
17/03/10プランテック、焼却炉DBOプロを受注へ
新潟県で、受注金額105億円

プランテックは近く、新潟県見附市から、ゴミ焼却炉の建設・運営事業を受注する。DBO(デザイン・ビルド・オペレート)方式によるゴミ焼却炉の建設・運営事業。プランテックは2019年3月までに、1日16時間稼働で処理量19トン以下のストーカ炉2炉、5時間稼働で処理量1.5トンの不燃物資源化施設を・・・
17/03/10千代田、EMAS千代田サブシーでチャプター11を申請
英Subsea7とともに再建へ

千代田化工建設はこのほど、サブシー事業を展開するEMAS千代田サブシー社(EMAS CHIYODA SubseaLimited/ECS)およびECS子会社が2月27日に米国連邦倒産法第11章(チャプター11)の適用を申請したと、発表した。ECS社および同社子会社は関係する法令に従い、また、すべてのステーク・・・
 
2017年2月
17/02/25【特集 Ⅰ】 「第1回次世代火力発電EXPO」開催
3月1日から3日までの3日間、東京ビッグサイトで「第1回次世代火力発電EXPO」が、「スマートエネルギーWeek2017」と同時開催される。これまで、「スマートエネルギーWeek」の単独開催だったが、再生可能エネルギーは、火力発電が無くては存在しえない。また、火力発電にもICTが導入され、スマート化が積極的に行われており、スマートエネルギーとしての認知度も上がってきている。こうした時代の流れの中で開催される「第1回次世代火力発電EXPO」は必見のイベントだ。

【総 論】
 「第1回次世代火力発電EXPO」開催
  3月1日〜3日の3日間、東京ビッグサイトで

【インタビュー】
 一般社団法人火力原子力発電技術協会 専務理事 中澤治久専務理事に聞く
  電力新時代を告げる「第1回次世代火力発電EXPO」
  「スマートエネルギーWeek2017」と同時開催、再エネとの補完関係にも注目

 アヴィバ株式会社/Aggreko Japan株式会社/旭有機材株式会社/
 SPXフローテクノロジージャパン株式会社/カンセツ産業株式会社/新川電機株式会社/
 株式会社中部プラントサービス/月島機械株式会社/株式会社テクノフレックス/
 富永物産株式会社/日揮株式会社/日本インターグラフ株式会社/
 日本ニューロン株式会社/富士電機株式会社

 発電システムの新時代の到来を告げるGE「HAガスタービン」
  AI搭載でデジタルパワープラントを実現
17/02/25【特集 Ⅱ】柔軟性が求められるエンジニアリングIT
2014 年半ばの原油価格の値下がり以後、LNGプラント建設のような大型プロジェクトの具体化が難しくなった。こうした市場変化を背景に、わが国のエンジニアリング企業やプラントメーカーにも、中小プロジェクトへの対応を求められるようになった。この状況は最近のエンジニアリングITの世界にも反映されている。かつてのようにメガプロジェクト対応のソフトはシェアを落とし、中小プロジェクトにも柔軟に対応できるソフトが存在感を高めている。今年のエンジニアリングITでは、そんな状況が反映された。

【2017年エンジニアリングITアンケートの結果】
 3次元CAD使用でアヴィバが躍進
  クラウド使用禁止企業は45%、引き続き多い慎重派

【トリンブル・ソリューションズ】
 水力発電所建設プロジェクトでも威力を発揮する「TeklaStructures」
  材料集計や建設スケジュール管理にも有効
17/02/25伊エニなどが計画するモザンビークFLNGプロ、近く発注へ
Technip FMC〜日揮〜韓サムスン重工が受注

伊エニなどがモザンビークで計画するFLNGプラントの建設プロジェクトが近く、TechnipFMC〜日揮〜韓サムスン重工業に発注される。同プロジェクトでは昨年10月4日にBPが製品のLNGを100%引き取る契約が締結された。これにより、プロジェクトは一気に具体化に向かった。
17/02/25JFEエンジ、再ガス化設備を受注へ
福島ガス発電・相馬港天然ガス発電発電所LNG基地向け

JFEエンジニアリングは近く、福島ガス発電からLNG受入基地向け再ガス化設備を受注する。プロジェクトは現在、石油資源開発(JAPEX)中心となって進めている、相馬LNG基地建設プロジェクトの2基計画にあたるもの。GTCC(ガスタービン・コンバインド・サイクル)発電設備向けに・・・
17/02/25大林組、東芝からフラッシュメモリ工場を受注
四日市工場の第6製造棟と開発センター

大林組はこのほど、東芝から、四日市工場の第6製造棟と開発センターの建設工事を受注し、着工した。第6 製造棟は、3 次元フラッシュメモリである「BiCS FLASH」を生産する。工期は第5製造棟と同様に全2期で、2018年夏に第1期工事を完工する。
17/02/25相馬LNG基地建設プロ、順調に進捗
1月末時点での進捗率は予定通りの72.8%

石油資源開発(JAPEX)が進める相馬LNG基地建設プロジェクトが順調に進捗している。すでに、23万kWの容量を持つLNGタンクの工事はほぼ終わり、現在は再ガス化設備や桟橋などのプラント関連の工事が進められている。プロジェクトの進捗率は今年1 月末時点で、72.8%。これは予定通りの進捗率で・・・
17/02/10【特集】 復活するオイル&ガスプロジェクト
1年前を振り返ると、低迷する油価を背景に、プロジェクトの動きはにぶかった。しかし、昨年9月と11月のOPECの減産合意もあり、現在では50ドル台を回復している。この回復により産油国は財政状態を改善させつつある。加えて長期に渡って設備投資を行わなければ、企業は先細るため、設備投資意欲は徐々に回復している。かつて、市場を牽引したLNGプロジェクトは供給過剰状態のため回復に数年かかるが、LNG以外のオイル&ガスプロジェクトは復活している。

【総 論】
 油価50ドル台回復で、オイル&ガス案件が復活
 LNGターミナル計画が相次ぎ具体化、製油所の近代化も進む

【ガスプロジェクト】
 LNGプロ下火でも、ガスプロジェクトは相次ぎ復活
 アジアのLNGターミナル、ロシア・ガス処理設備に注目

【石油プロジェクト】
 中東・北米・アジア地域の製油所で大型投資
 油価回復で活気づくプロジェクト、FPSOでも案件が相次ぎ浮上
17/02/10トーヨーコリア、チャンドラアスリ社向けPEプラントを受注
インドネシアからFEED、オプションでEPCも

トーヨーコリアはこのほど、インドネシアのチャンドラアスリ社からポリエチレンプラントのFEED業務を受注した。同プロジェクトは、インドネシアのチレゴン地区で同国唯一のエチレンプラントを稼動するチャンドラアスリ社が計画するもので、ポリエチレンプラントを新たに建設するもの。
17/02/10日揮、ブタジエン誘導品プラント向けFEED受注
クラレ・タイPTT・住商の合弁から

日揮はこのほど、クラレ〜タイPTT GC〜住友商事が計画するブタジエン誘導品製造プラントのFEEDを受注した。日揮はこの数年、数千億円規模のLNGプラントの建設プロジェクトを建設してきたが、これに伴い、会社が大型案件対応になっていた。
17/02/10日造、焼却炉の基幹改良を受注へ
神奈川県で、落札金額45億円

日立造船は近く、神奈川県小田原市から、ゴミ焼却炉の基幹改良工事を受注する。日量90トン炉と、75トン2炉の計3炉のストーカ炉で、基幹改良工事を実施する。既存の建屋を有効活用しながら、炉本体やユーティリティ設備を改良することで、プラントの延命化を図る
17/02/10千代田、EMAS千代田の減損処理を発表
年初から澁谷社長の休養、新代取の就任など、慌しい動き

年初から、千代田化工建設で、慌しい動きが始まっている。1月11日には、澁谷省吾社長が病気療養と休養のため、中垣啓一副社長が社長業務を代行すると発表された。その後、長坂勝雄取締役専務執行役員が2月1日付で代表取締役副社長執行役員に就任すると発表があり、同日付で就任した。。
 
 
2017年1月
17/01/25【特集】 高経年設備、腐食への挑戦
わが国のプラントの高経年化が問題になることが増えた。それに伴い、プラントの腐食は、重大事故を引き起こす可能性があることから、問題視されている。CUI(保温材下の腐食)は、外から目視で判断することは難しい。それでも、保温材下の配管に穴が開き、それが原因で事故が発生したら一大事である。それでは配管内部を確認するために、保温材を剥がして見ることもできるが、足場を組むような工事には多額のコストがかかる。保温材に腐食の原因となる水の浸入を防ぐ材質を巻きつける方法や非破壊による検査方法も開発されており、現時点ではこれらの方法で効率よく腐食の度合いを検証するしかない。最善の方法を考えたい。

【総 論】
 プラント高経年化で深刻化するCUI
 経済性重視で適切な対応を急げ

【千代田化工建設】
 ChASが最先端のノウハウとITで高度化・複雑化する腐食に対応
 プラントライフサイクルにグループで挑む千代田

【ニチアス】
 「e'-AIM工法」でCUI対策と省エネを実現
 保温・保冷材のパイオニア、対策コストの短期償却も可能
17/01/25JNCエンジ、フィリピン向けPVC増設プロで受注有力
投資額42億円、2月着工

JNCエンジニアリングは、東ソーグループのフィリピン・レジンズ・インダストリーズ社(PRII社)向け塩化ビニル樹脂(PVC)製造プラントの生産能力増強プロジェクトで受注が有力になっている。フィリピンのPVC需要は、上下水道を中心としたインフラ投資の本格化により、パイプ用途や・・・
17/01/25富士電機〜現地レカヤサ、ネシアから地熱発電プラントを受注へ
ムアララボ鉱区、住商投資案件で

富士電機は、インドネシアのエンジニアリング企業レカヤサとともに、ムアララボ地熱発電プラントを受注する。同プロジェクトは、住友商事、現地の民間発電事業デベロッパーであるシュープリームエナジー、欧州の民間発電デベロッパーであるインターナショナルパワー、GDFスエズによる合弁企業が計画するもの。
17/01/25新日鉄住金エンジ、焼却炉DBOプロを受注へ
広島県で、落札金額287億円

新日鉄住金エンジニアリングは近く、広島県広島中央環境衛生組合から、ゴミ焼却炉の建設・運営事業を受注する。DBO(デザイン・ビルド・オペレート)方式による、ゴミ焼却炉の建設・運営事業。新日鉄住金エンジは2020年9月までに、日量95トンのシャフト式ガス化溶融炉3炉を建設し・・・
17/01/25印LTHE〜EMAS千代田、アラムコから2案件を受注
Safaniya海底油ガス田開発プロジェクトなど

インドのL&T Hydrocarbon Engineering(LTHE)〜Emas Chiyoda Subsea(ECS)はこのほど、サウジアラビアのアラムコから2件のサブシー関連施設を受注した。受注したのは、Safaniya油ガス田向け施設とアラビア海で操業中の17基のプラットフォームの改修プロジェクト。
17/01/10【特集Ⅰ】 業界キーパーソン、怒濤の18 連発
・経済産業省 製造産業局長 糟谷敏秀 氏
・国際協力銀行 副総裁 前田匡史 氏
・独立行政法人日本貿易保険 理事 小山智 氏
・千代田化工建設 取締役社長 澁谷省吾 氏
・東洋エンジニアリング 取締役社長 中尾清 氏
・日揮 取締役会長 佐藤雅之 氏
・三菱重工業 エンジニアリング本部長兼エネルギー・環境ドメイン副ドメイン長 藤原久幸 氏
・IHI 執行役員 エネルギー・プラントセクター長 矢矧浩二 氏
・川崎重工業 常務取締役 プラント・環境カンパニープレジデント 渡辺達也 氏
・日立造船 常務取締役 環境事業本部長 三野禎男 氏
・富士電機 執行役員兼発電・社会インフラ事業本部長 藤原正洋 氏
・神鋼環境ソリューション 取締役社長 粕谷強 氏
・プライメタルズ テクノロジーズ CEO 山崎育邦 氏
・大林組 取締役専務執行役員 技術本部長 三輪昭尚 氏
・三菱化学エンジニアリング 取締役社長 福村龍二 氏
・月島機械 取締役社長 山田和彦 氏
・横河電機 取締役専務執行役員 ソリューションサービス事業本部長 黒須聡 氏
・キッツ 取締役専務執行役員 バルブ事業統括本部長 名取敏照 氏
17/01/10【特集Ⅱ】 プラント市場、復活の兆し
【化学プロジェクト】
 オイル&ガス案件を中心に復活の兆し
 油価上昇と設備投資手控えの反動で市場回復を期待

【電力プロジェクト】
 日本のプラントメーカーが注視するアジア市場
 ネシア、フィリピンに期待案件、原発白紙撤回されたベトナムでは
 代替計画に注目

【製鉄プロジェクト】
 設備投資に慎重も、市況は徐々に回復
 トルコの熱延近代化プロは、3月には決着

【環境プロジェクト】
 2017年は、DBOプロジェクトの当たり年
 マレーシアKLプロは、3月までに決着へ
17/01/10千代田、分離生成剤「トヨパール」製造設備の増強を受注
東ソー南陽工場向け

関係筋によれば、千代田化工建設はこのほど、東ソー南陽事業所が計画している分離生成剤「トヨパール」の生産能力増強プロジェクトを受注したもよう。総投資額は約50億円。今回のプロジェクト商談では、千代田以外に東芝プラントシステムなどにも引合が出されていた。
17/01/10MHPS、ケニア向け地熱発電設備を受注へ
オルカリア地熱発電所プロ

三菱日立パワーシステムズ(MHPS)は近く、ケニアのオルカリアV地熱発電設備を受注する。近く正式に契約を結ぶもよう。同プロジェクトには国際協力機構(JICA)が456億9,000万円を限度とする円借款を供与することが決まっている。プロジェクトの入札には、MHPS以外に富士電機なども応札したが・・・
17/01/10日造、DBOプロを受注へ
滋賀県で、受注金額436億円

日立造船は近く、滋賀県大津市から、ゴミ焼却炉の建設・運営事業を受注する。 DBO( デザイン・ビルド・オペレート) 方式で、「(仮)新環境美化センター」と「(仮)新北部クリーンセンター」を同時に建設し、運営する。焼却炉は、ともに日量87.5トンのストーカ炉2炉。
17/01/10千代田、ブルネイに水素製造プラント
NEDO資金を活用、水素の商業レベルの実証に着手

千代田化工建設は現在、水素の輸送事業の実証研究を進めているが、ブルネイに水素製造プラントを建設することが明らかになった。ブルネイで産出される天然ガスから水素を製造し、トルエンと結合して、メチルシクロヘキサン(MCH)として輸送する計画だ。