2010年10月19日号

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2010年10月19日号 No.00
トップタイトル

 ・「新エネルギー」は次世代ビジネスのキーワード

  次世代産業の育成とスマートコミュニティ構築が急務

    2020年には、新築住宅の7割程度に太陽光発電システムが導入され、自動車市場は新車の50%程度が

   ハイブリッド車、電気自動車、天然ガス自動車など次世代自動車になる。住宅やビルなどの省エネ、省エネ

   家電、家庭用の高効率給湯器、グリーンITやコージェネレーション・燃料電池の普及、製鉄革新技術、風力

   発電、化学工業革新技術の導入などにより、1億トンを大きく上回るCO2排出量削減効果が期待され、これら

   の対策費用として55兆円が見込まれている。

 

 ・新エネルギー社会のキーデバイス「二次電池」

  業界を挙げて設備投資〜政府施策も後押し

    売上高6,400億円の会社が一年で2,700億円の設備投資をしたら、それは大きな賭になる。日本の電池

   業界は賭に出た。当然勝算はある。各社が競って生産を急いでいるのはリチウムイオン電池などの二次電池。

   電気自動車(EV)用のほか、風力発電やソーラーシステムと組み合わせてスマートグリッドシステムを構成する。

 
二次電池

 ・古河電池、ウルトラバッテリーでスマート実証に参加

  鉛蓄電池の性能向上で市場獲得目指す

   
太陽光発電

 ・東北電力、太陽光発電所を東芝・日新電機に発注

  青森・宮城・福島で4.5MWの太陽光発電所を建設

 
風力発電
 ・くろしお風力発電、秋田で出力9,500kWの風力発電所建設
 ・三井造船、青森で日本風力開発向け研修センター完成
 ・三菱重工、中国の寧夏銀星に2,500kW風車の技術を供与
 ・CTC、風力発電による出力予測サービスの提供開始
 
バイオマス
 ・川崎重工、稲わらからバイオエタノールの製造に成功
 ・関西電力、タイでニッパヤシのエタノール化技術を開発
 ・中国電力、ジャトロファ残渣ガス化による発電試験運転開始
  
水力発電
 ・豊川市など、クリーンエネルギー資源活用調査を実施
 ・北海道ニセコ町、小水力発電の実証実験は10月スタート
 
LED照明
 ・CCS、LED光源ボックス「PFB2シリーズ」発売
 ・興和、目にやさしいLED照明器具「ルピナス」を発売
 
スマートグリッド
 ・日立/パナソニック、スマートコミュニティ事業を共同推進
 ・東芝、グループ力結集しスマートコミュニティ事業強化
 ・沖縄電力、北大東島にマイクログリッドシステムを設置
 
その他エネルギー

 ・三機工業、熱を貯めて運ぶトランスヒートコンテナ

  熱を必要なエリアへ供給〜定置型にも実績

 
廃棄物
 ・北アルプス広域連合、新ごみ焼却施設の建設候補地選定
 ・田原市、赤羽根環境センター延命化工事を10月央公告
 ・豊田市、渡刈清掃工場解体工事公告〜11月16日開札
 ・プランテック、スイスに廃棄物焼却プラントの販売拠点
 ・長崎県西海市、可燃ごみとし尿汚泥の炭化燃料化を計画
  
リサイクル

 ・三菱マテリアル、レアアース磁石のリサイクル技術開発

  NEDOの委託で家電リサイクル事業を通じて推進

 ・パナソニック、触媒反応利用の有機物分解処理設備が稼働

  年産500トンの樹脂廃材残渣処理で有機物を無害ガス化

 
水処理

 ・日立、シンガポールのROシステムメーカーの体制強化

  水環境ソリューション事業のグローバル展開加速

 ・月島機械、下水汚泥燃料化システムの拡大に注力

  ライフサイクルビジネスの牽引役として期待

 
環境事業
 ・パナソニック、創業100周年に向け環境取り組みを加速
 ・エスペック、最大37%省エネの冷熱衝撃装置を発売
 ・パナソニック電工、エネルギー見える化と省エネ簡易診断
 
排出権
 ・大林組、清瀬市に地中熱など導入の技術研究所が完成
 ・大阪ガス、炭鉱メタン濃縮技術がエン振協の奨励特別賞
 
統計資料
 ・環境装置、8月受注は355億円で前年同月比74.2%増加
 
新エネルギーサマリー
 ・2010年9月6日〜10月1日