2011年7月5日号　No.17

トップタイトル

　・薄膜太陽電池で1,000億元プロジェクト

　　漢能控股が四川省双流で300MWの新工場竣工

　中国の再生可能エネルギー事業者の漢能控股集団有限公司が、太陽光発電事業への進出のため、四川省双流市で薄膜太陽電池製造工場を竣工させた。１期の生産能力は年産300MWで、最終的に１GWへの拡大と太陽光発電施設を建設する。広東河源、黒龍江双鴨山、山東禹城、江蘇州、浙江長興、江蘇武進、海南海口などで同様の計画を打ち出し、広東河源、黒龍江双鴨山でもすでに工場建設に着手、プロジェクト総額は1,000億人民元を上回る。

　・日東電工、ノルウェー社と浸透膜発電を共同開発

　　東レや東洋紡も国内プロジェクトで研究

　日東電工は、ノルウェー国営の大手電力会社スタットクラフト社と、浸透膜発電のパイロット機を2015年に稼働させることを目指し、新規浸透膜発電の共同技術開発を締結した。透過水量を大量にできるかが鍵となる。その基盤となる逆浸透膜の技術は日本がリードしている。国内でも「Mega-ton Water System」開発で浸透膜発電が取り上げられた。

太陽光発電

　・富士フイルム、ＣＩＧＳ太陽電池用基板開発

　・産総研、モジュール研究コンソーシアム２期

　・ネクスト、レンタル太陽光発電システム

　・京セラ、高速道路に約２MWの太陽電池供給

　・岡山県、ＰＶ発電候補地20カ所に70件の応募

　・シャープ／ＬＩＸＩＬ、太陽光発電と建材融合

　・ネクストエナジー、ＷＨＤ社にＰＶモジュール

　・ユナイテッド・ソーラー、カナダにパネル工場

風力発電

　・シンフォニア、小型風力発電の国内実績900台達成

　　新エネルギー関連をスマートグリッドに集約