2011年11月15日号

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2011年11月15日号　No.26
トップタイトル

　・台湾の太陽電池産業、供給過剰で第４四半期も苦戦

　　長引く需要停滞で事業の垂直統合からメーカー間提携

　世界の太陽光発電市場が拡大する中、台湾の太陽電池産業も拡大をたどり、生産量では日本及びドイツを上回って、中国に次いで世界第２位に躍進したが、2011年は市場停滞から台湾メーカーも大きな打撃を受ける。各国政府の太陽光発電導入支援策の削減に欧州債務危機の影響も加わり、2012年も年初の環境回復は期待できない。これまで太陽電池セル・モジュールから原料ポリシリコンへ、あるいは原料から川下へと垂直統合を進めてきた太陽電池メーカーも、生き残りに向けたメーカー間提携へと模索を始めている。

 

 

　・リチウム電池用セパレータ、特種東海が新規参入

　　東レ東燃機能膜は韓国で設備増強

　リチウムイオン電池向けセパレータで新たな動きがあった。特種東海製紙がセルロースを材料に開発、事業化を目指している。後発だけにコスト低減で市場獲得を目指す。旭化成や三菱化学は国内で増強投資を継続するほか、東レ東燃機能膜は韓国での設備増強を決定した。
　
太陽光発電

　・三井化学など、愛知県田原市で太陽光・風力発電事業

　・藤崎電機、徳島県阿南市で３MWの太陽光発電計画

　・大日本スクリーン／大阪大学、太陽電池発電を可視化

　・ソーラーフロンティア、仏で初の太陽光発電所稼働
　　
二次電池

　・日産、ＥＶトラックのバッテリー冷凍車を2012年秋発売

　・東京エレクトロン、全固体リチウムイオン二次電池発売
　
燃料電池

　・日産、コスト５分の１以下の燃料電池スタック開発

　　ダイムラーと共同開発で2015年以降市販

　・トヨタ、さいたま市とＥＶ・ＦＣＶの普及で協力
　
太陽熱利用

　・ＮＥＤＯ、太陽熱エネルギー活用型住宅技術開発事業
　
水力発電

　・農林水産省、土地改良事業の小水力発電取扱い見直し
　
電気自動車

　・日産、研究・先行開発予算の７割を環境技術に投資

　・三菱自動車、水島でアイ・ミーブの北米仕様車生産
　
風力発電

　・日立、風力発電用永久磁石発電機の小型・軽量化技術開発

　・ヴェスタス、ＩＢＭのビッグデータ分析でスマート化
　
バイオマス

　・新出光、福岡バイオ水素プロジェクト大牟田プラント完工

　・静岡油化、本社工場にバイオマス実証プラント設置
　
ＬＥＤ照明

　・出光興産、韓国に2012年度竣工予定で有機ＥＬ新工場

　・アイリスオーヤマ、佐賀でＬＥＤ照明・家電製品生産開始
　
スマートグリッド

　・富士電機、エネルギー・環境分野で１兆5,000億円目標

　　広範囲のスマート商材に強み

　・ソニー、米国でスマートグリッド実証参加

　　利用者メリットを追求したシステム

　・ＪＸエネルギー、スマートハウスin福岡水素タウン開所

　・伊藤忠商事など、大阪でエネルギービジネス共同開発
　
エネルギー管理
　・ＮＴＴスマイルエナジー、クラウド型電力見える化サービス
　・竹中、電力消費を東京本店で27％・技術研究所で44％削減
　
環境事業

　・鹿島、騒音・振動負荷を軽減する基礎解体工法開発

　・パナソニック電工／三協立山アルミ、省エネ建材開発
　
その他エネルギー

　・ＪＦＥスチール、福山製鉄所にＣＯ２削減装置導入

　・三菱重工、陸上輸送用冷凍ユニットに２モデル投入
　
プロジェクトリスト

　・新エネルギー関連プロジェクトリスト
　
廃棄物

　・福井市、クリーンセンター大規模改修〜30億円規模

 
 リサイクル

　・三重県津市、リサイクルセンターの基本設計はオオバ

 
 水処理

　・栗田工業、低濃度排水適用可能な担体型嫌気性処理装置

 
 政策

　・埼玉県、エコタウンプロジェクトが始動

　　4.4kW太陽光発電を住宅1,000戸に整備

　・経産省、三次補正で再生可能エネ導入支援1,000億円

 
 サマリー

　・2011年10月24日〜11月４日