2012年3月21日号　No.34

トップタイトル

　・韓国メーカーが薄膜ＰＶ開発に意欲

　　中台メーカーとの差別化急ぐ

　　　 太陽光発電市場の拡大で生産能力投資を進めてきた韓国の太陽電池業界が苦戦する。原料のポリシリコンから太陽

     電池セル、さらにモジュールとメーカーの設備投資が活発化したが、世界的供給過剰にともなう採算悪化で稼働率が

     極端に低下、操業休止に見舞われるケースも出ている。企業救済策も打ち出されてはいるが、早期の環境改善は期待

     できない。こうした中、中台メーカーとの差別化に向け薄膜モジュール開発への意欲も高まる。

　三菱電機、ＳｉＣインバーター内蔵モーターシステム開発

　　2014年にＥＶ・ＨＶ用モータ市場参入

　　　 三菱電機は、モータ駆動部であるインバーターのパワー半導体素子をＳｉＣ(炭化ケイ素)に置き換え、これをモーターに

     内蔵した「ＳｉＣ インバーター内蔵モーター」を開発した。2015年以降の実用化を目指す。同社は2014年にも電気自動車

     (ＥＶ)やハイブリッド車(ＨＶ)向けモーターを上市する計画で、次世代のＥＶ市場を狙う。

太陽光発電

　・ＪＦＥ電制、グループ力で太陽光発電受注２〜３倍

　　100kW〜２MWをターゲットに受注拡大

　・全量買取制度導入で太陽光発電市場が活発化

　　ソフトバンクなどが全国で相次ぎ計画表明

　・西部ガス、長崎・福岡で合計３MWの太陽光発電所建設

風力発電

　・丸紅など、福島で浮体式洋上ウィンドファーム実証

　　５年間で200億円のプロジェクト

　・ビルメン鹿児島、インドネシアで小型風力発電の実証