2010年11月16日号

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2010年11月16日号　No.02
トップタイトル

　・風力発電導入を加速する中国/停滞する米国

　　電設備供給でも華鋭風電など躍進

　　　　中国の風力発電は、2009年に発電設備の新規導入量で世界第１位となったのに続いて、

　　　2010年も陸上洋上風力発電を合わせ、急ピッチの導入が進む。中国の風力発電業界では、

　　　累計導入規模は2009年末の2,580万kWから、4,000万kWへの拡大も予測され、

　　　国内経済の停滞で新規導入の大幅減速が指摘される米国に対し、累積導入規模でもトップに迫る勢い。

 

　・小水力発電は、長期間運営で地域発展に貢献

　　全国小水力利用推進協議会事務局長　中島大氏入

  　　　再生可能エネルギーのなかでも安定した電力供給が望める小水力発電。2011年以降に始まる

　　　全量買取制度は小水力の普及にどのような影響を与えるのか。また2010年は日本工営や丸紅が

　　　小水力発電ビジネスに参入するなどエポックメイキングな年となった。今後の動向などについて

　　　全国小水力利用推進協議会の中島大事務局長に聞いた。

 
水力発電

　・買取制度で様子見の事業者、メーカーは新市場開拓
　　シーベルインターナショナルと川崎重工業
　　　
太陽光発電

　・東芝、国内電気事業用メガソーラー７件を受注
　　合計出力24.5MWで国内プロジェクトの半分を獲得

　・ファーストソーラー、太陽電池生産能力を2.7GWに拡大
　　米国・ベトナム・マレーシア・ドイツ・フランスで新ライン導入
　
二次電池
　・三菱化学、積極投資でリチウム電池材料を制覇
　　正極市場で世界シェア１割目指す
　・ＮＥＣ、薄型フレキシブル有機ラジカル電池実用開発
　・住友林業、住宅用蓄電池システムを2011年発売
　・丸紅、チリのリチウム開発でチリ大学などと産学共同機構
　・旭化成、日向工場でＬｉＢ用セパレータの第３系列増設
　
バイオマス

　・協和エクシオ、幅広い木質に対応するバイオマスボイラ

　　６基受注／バイオマスに熱心な東北に橋頭堡
　・豊田通商、ペトロブラスとバイオエタノールの長期契約
　・関東バイオエナジー、栃木か埼玉でＢＤＦ生産工場建設
　・愛媛県、ミカン搾汁残さ原料のバイオエタノール設備新設
　・いび森林資源活用センター協組、岐阜に木質ペレット工場
　　
電気自動車
　・三菱自動車、「i-MiEV」に車両接近通報装置採用
　・パナソニック／テスラ、ＥＶ用ＬｉＢ事業で関係強化
　・高砂製作所、電気自動車用50kW急速充電器を販売開始
　・ＮＴＴファシリティーズ、ＥＶ用急速充電器を商品化
　
ＬＥＤ照明
　・ライオン事務器、ＬＥＤライティング・ソリューション開始
　・東芝ライテック、明るさアップと軽量化実現のＬＥＤ電球
　・パナソニック電工、オフィスゾーン照明にＬＥＤ全面採
　・小糸製作所、緊急車両用「ＬＥＤ散光式警光灯」を発売
　
スマートグリッド
　・東芝、スマートコミュニティ事業関連の研究環境を整備
　・セラーテム、北京のスマートグリッドプロジェクト受注
　・ＮＥＤＯ／世界銀行、スマートコミュニティなどで連携
　
その他エネルギー

　・東京ガスなど３社、未利用温水の蒸気転換システム開発

　・みずほ銀行、ペトロベトナムグループと業務協力で覚書

　・川崎重工、メガワット級超電導モータで国内最高出力

　・豊田通商、米国コジェネ発電事業の権益45％取得
　
廃棄物
　・徳島県阿南市、新ごみ処理施設とリサイクルセンター建設
　・甲府・峡東地域ごみ処理組合、新施設の見積もり募集
　・北アルプス広域、新ごみ焼却施設建設候補地は三日町
　・船橋市、南部清掃工場施設整備基本計画策定はパシコン
　　
リサイクル

　・森下仁丹、レアメタル回収バイオカプセル特許を出願

　・サントリー、リサイクルＰＥＴ原料の商品ラベル導入
　
水処理

　・丸紅、安徽国禎などと中国で下水汚泥焼却事業に取組

　・水道機工、中国で河南省の排水処理事業で合弁設立

 
環境事業
　・東京都市大、動力性能向上の水素ハイブリッドトラック開発
　・住化分析センター、中国の改正化学品規制対応サービス
　・東京ガス、貯湯槽一体型業務用ガス給湯システム販売

　・三菱電機／東電、空調用高効率水冷チラーを共同開発

 
新エネルギーサマリー
　・2010年10月25日〜11月5日