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海洋プラごみ問題解決への道~日本型モデルの提案

海洋プラごみ問題解決への道~日本型モデルの提案

海洋プラごみ問題の現状分析と解決への道筋を、ファクトベースで明らかにする提案の書

発刊   2019年4月22日発刊
体裁   B6判 上製本 288ページ
定価   本体価格1,600円+消費税
発行   (株)重化学工業通信社
コード   ISBN978-4-88053-189-2-C2030

 地球全体に拡がる海洋プラごみ汚染、発生源はどこなのか?生態系への影響は?
 今や国際政治課題と化した問題の背景には、中国の廃プラ輸入禁止に端を発した、先進国の廃棄物リサイクル体制の再構築と、これを機に「循環型経済」への転換を図る欧州の動向があります。
 国際政治、国内・国際企業の最新動向を収めたほか、日本の廃棄物管理の歴史と現状、生物への影響、バイオプラへの期待と誤解、マイクロプラスチック問題など、関連する幅広いテーマを分かりやすくまとめました。海洋プラごみ問題をファクトベースで読み解くためにお役立ていただければ幸いです。

掲載内容から

インタビュー:環境省、農林水産省、経済産業省、海洋プラスチック問題対応協議会(JaIME)、
日本プラスチック工業連盟、日本バイオプラスチック協会、東京農工大学 高田秀重教授、
愛媛大学 鑪迫典久教授、JEAN、荒川クリーンエイド・フォーラム、日本財団

「海洋プラごみ問題は、モノづくり産業にとどまらず、自然界に無いものを創り出すことによって便利な生活を手に入れている人類全体の問題だ」-石油化学工業協会

「汚れた海岸の実態は、漂着被害がひどい地域で清掃をしている人や回収処理を担当している自治体にしか知られていない。…一度でいいので被害のひどいところに企業・業界や行政の人が来てくれれば、本当に深刻な状態だということがわかると思う」-JEAN

「現場を見ることでしか分からないことは多いので、まずは現場を見てほしい。…解決のためには、NPOも企業も行政も一丸となって取り組んでいく必要がある」-荒川クリーンエイド・フォーラム

「NGOの方々から、河川、海などに捨てられているゴミは、毎日拾っても減らないほど多いということも聞く。この現実から目を反らさずに対策を考えていかねばならない」-経済産業省

「食品の容器包装にプラスチックが使われているのは、食品の鮮度保持、賞味期限の延長、軽くて持ち運びに便利、輸送時における内容物の破損の低減など様々な効果・機能を発揮するから。食品ロスの削減や輸出の促進にも大きく寄与している」-農林水産省

「プラスチックによる衛生面の向上や軽量化によるエネルギー節約などに依存している現代では、プラスチックのない生活というのは絶対成り立たない。不必要な使い捨てのものを減らし、可能なものは代替品に切り替え、どうしてもプラスチックでなくてはならないものを有効に利用する、といった生活スタイルの見直しが必要だ」-愛媛大 鑪迫典久教授

「海洋プラごみによる新たな汚染を生み出さない世界の実現を目指し何をすべきか。ここで求められるのは経済活動の制約ではなく幅広いイノベーションだ」-環境省

「プラスチック廃棄物の排出・流出管理をしっかりやることがファーストステップであり、リサイクル率を上げていくのはその次の段階だ。まずは廃棄物の排出・流出を適正に管理して処理できる体制を作ることが先決だ」-海洋プラスチック問題対応協議会

目次構成


第1章 海洋プラごみ問題入門
 日本のリサイクルシステムは優秀
 日本の廃プラ排出量は2017年で903万トン
 飲料・食品産業の分別リサイクル活動
 3Rでプラごみは減るのか
 陸域からの流出プラごみが7割以上
 日本から海へ、海から日本へ
 使い捨てプラ禁止で海洋生物への被害は減るのか
 経産省と国内企業150社、
        官民連携でイノベーション加速へ
 海外展開の必要性
 Q&A ストローを紙製に変えることで
       海洋プラごみ削減に貢献できる?
     プラスチックごみの誤食で
       動物が死亡する例もあるのですか?

第2章 海洋プラごみの実態
 回収活動から見えてくること
 荒川クリーンエイド・フォーラムの取り組み
 発生源はどこなのか?
 実態把握のための研究広がる

 インタビュー
  JEAN、マイクロプラスチックは末期的な状態
  荒川クリーンエイド・フォーラム、
        リサイクル率は限界値近い
 Q&A 樹脂ペレット(レジンペレット)とは?

第3章 国内の廃棄物管理の過去・現在・未来
 日本の廃プラ管理は「世界一」
 野焼きから焼却へ\国内プラ産業本格化
 環境意識の芽生えと対立
 バブル期に消費活動が急激に変化
 現代管理制度の原型が誕生
 サーマルリサイクルを巡る日欧の「見解の相違」
 「熱回収」も有用な手段として評価を
 自主規制か法規制か
 日本には世界のミスリード防ぐ役割も
 「海洋プラスチック憲章」非署名の理由
 国内発「プラスチック資源循環戦略」の実効性

 インタビュー
  環境省、世界各国でベストプラクティスを
  共有しながら、一緒に取り組んでいく
  経済産業省、海洋プラごみ問題は廃棄物管理を
  徹底した上で「イノベーションによる解決を」
  農林水産省、食品産業や農林水産業でも
  プラごみ問題への積極的な対応が必要
 Q&A 容器包装類とは?
     マテリアルフロー図に海洋へ流出する
      プラスチックは含まれていますか?

第4章 欧州と中国の動向
 リサイクル推進を主張するエレン・マッカーサー財団
 国際公約署名企業の顔ぶれ
 使い捨てプラスチック規制に走る欧州
 中国の廃プラスチック輸入禁止
 空きコンテナ返送で輸出されてきたプラごみ
 日本の廃プラ輸出の行き先
 日本中で廃プラがあふれる!?
 リサイクル体制の整備を急ぐ欧米化学産業
 リサイクル関連事業で先行するドイツ・フランス
 Q&A なぜ中国は廃プラスチック輸入を
        禁止したのですか?

第5章 国内産業界の対応
 プラスチックのメリット・デメリット
 ライフサイクルコストで考える
 モモのLCA評価
 エコバッグはレジ袋よりエコなのか
 プラスチックを減らせば流出ごみも減るのか
 化学・素材産業5団体によるJaIME設立
 基本はレスポンシブル・ケアの理念
 流出防止が最重要課題
 科学的知見の積み上げで現実的対応を
 海洋プラごみは「人類全体の問題」
 インタビュー
  JaIME・淡輪会長~流出防止へ
   日本型モデルを世界に発信
  日本プラスチック工業連盟~
   開発・生産・販売に使用後の視点を
 Q&A LCA研究の始まりは?
   
第6章 バイオプラスチックへの期待と誤解
 「バイオマスプラスチック」と
    「生分解性プラスチック」
 市場シェアは僅か1%
 市場の受け入れ体制整備も必要

 インタビュー
  日本バイオプラスチック協会
   ~切り札ではないが解決の一助に
 Q&A バイオプラスチックと
      生分解性プラスチックは同じもの?

第7章 マイクロプラスチック論争
 MPの濃度は現在どのくらい?
 MPの環境への有害性は研究の初期段階
 MPの生成プロセス仮説
 「ベクター効果」仮説
 予防原則に基づいて研究は必要だが

 インタビュー
  愛媛大学 鑪迫典久教授
  ~化学物質の環境影響はリスクの大きさで評価すべき
 寄稿
  東京農工大学 高田重秀教授
  『マイクロプラスチック汚染の現状と対策』
 Q&A マイクロプラスチック(MP)、
     マイクロビーズとは?

第8章 国際社会への働きかけ
 世界の化学関連企業がアライアンス創設
 使い捨てプラスチックに関わる5つのファクト
 20年間の処理コスト試算
  ~ごみ処理発電による熱回収は2640億円
 埋立処分では20年間で1500~2500億円
  と560haの用地が必要
 リサイクルコストは20年間で5000億円
 資金は不足~国情に合わせ多様な管理体制構築の必要性

 インタビュー
  日本財団~ごみを海に出さないという方向へ
        人々のマインドセット変革を
 Q&A 日本近海のプラスチックごみは中国や
        韓国、東南アジアから流れてきたもの?

まとめ 実効性ある海洋プラごみ対策とは
 国内業界は一致団結して対策に当たるべき
 リサイクル大国・中国の今後
 日本のリサイクル産業の将来
 EUの使い捨てプラ削減運動に対しては冷静な対応を
 日米連携してEU提案に反対したUNEA4
 大阪G20における日本の役割
 国際社会へのアピールが第一歩

資料集
 ■世界主要国のプラスチック生産推移
 ■世界の地域別プラスチック生産比率
 ■中国の国別\品種別プラスチックくず輸入量
 ■日本のプラスチック生産推移
 ■プラスチック生産量・廃棄量の推移
 ■廃プラスチックの有効利用量と有効利用率の推移
 ■廃プラ総排出量の樹脂別内訳
 ■分別収集・再商品化実績
 ■廃プラ利用の環境負荷削減量

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